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ネットでの調べもの(何をどう利用するか?)

  皆さんは、上司から或いは家族から「これこれについて調べて」と調べものを頼まれたとき、或いはご自分で何か調べたい時に何をどう使って調べますか?

1   オープンソース・インテリジェンス(OSINT)

 これまでも私の記事でご説明してきましたが、インテリジェンスの世界には公開情報すなわちオープン・ソースを使って情報を得たり、得た情報を分析・研究する手法が存在します。

2   どの公開情報(オープン・ソース)を使うか?

 新聞、テレビ、ラジオ、音声メディア、Youtube、雑誌、ミニコミ誌、インターネットなどなど私たちの身の回りに存在する「誰でも有料無料で公に提供を受けることができる」ソースのことですね。

 さて、皆さんはこれらの公開情報をどのように使い、どの程度信用されてますか?

 例えば皆さんが誰かと商談或いは雑談している間に何か調べなければならない場面が生じたとしましょう。皆さんはそういう場合何を使われますか?

3  何を信頼するか?

  インターネットが今ほど普及していなかった頃、調べものをする際の調査元筆頭格は図書館や元情報を責任を持って管理・提供している組織、官庁、会社からもたらされる、いわゆる「一次情報」でした。

  それが今はどうでしょう。「一人にスマホ一台」時代、誰でもいつでもどこでもキーを叩けば簡単に何でも知ることができる時代の到来となりました。

  では、スマホとともに調べものをするのも本当に便利になったこの時代こそ何をどの程度信じるかという点なのです。

   🔹 皆さんが入手されている調査結果の文責は誰で、その内容には信憑性はあるのかを気にしてますか?

   🔹 ただの風評では無いのか?という検証は済んでいますか?

   🔹 その調査結果は、然るべき権威またはその筋の専門家が発言・証言している内容ですか?

  確かに調査した結果をどこにどのように用いるかによってその調査結果の「確度」の度合いは異なって然るべきでしょう。酒席での雑談程度ならばそれほど情報確度について神経質になる必要もないでしょう。

  他方で、調査結果を上司、仕事の相手先、信頼を失いたくない相手に伝達或いは報告する際には、

   🔹 どこのソースからどのようにして入手した

   🔹 どこどこの権威ある人物が直接発言(説明)している

などの信憑性や確度が一つの目安になってくるのでは無いでしょうか?

 その場合には「一次情報」と呼ばれる各省庁、企業、専門家のHPなど一番信頼できる筋からの情報を入手・活用されることをおすすめします。

 ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

 次回からもこのインテリジェンス・シリーズをよろしくお願いいたします。


 

  

 

 

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