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北海道・旭川市の旭山動物園について

 全国区の動物園として名高い旭川市・旭山動物園。メディアでは何度もカバーされているので概要は把握して現地を訪れたつもりだったが。。。

1  動物たちの展示方法

 流石は全国区というだけあって、旭山という斜面と地形、地の利を有効活用して効果的に動物の檻が配置されていたことにまず納得。コンクリートの檻ではなくて山の木々や土をそのまま檻に活用しているから動物たちがそれぞれ自然界で生きてきた環境にできるだけ近づけているので動物たちの「傷み」「損傷」が少ないことにつながっているようです。(※ 私のホームタウンの動物園も山の斜面を活用していますが、コンセプトが根本的に違います)

 尤も狭い空間に閉じ込められているのだからストレスが溜まってノイローゼ状態の動物も散見されたが、他の動物園に収められている動物たちに比べたら旭山動物園の動物たちは幸せなのかなと感じてしまった。

2  動物たちへの愛を感じたこと

 旭山動物園の各展示檻には、亡くなった動物たちの名前が須く表示され冥福を祈る言葉が添えられていたことには感動しました。しかも、その病名までも。これは動物に対する深い愛情が亡くなった動物たちにも注がれ、いかに動物たちを大切に扱っているのかを物語るエピソードではないでしょうか?昇天した動物たちも本望なのでは。

3   来園者ファーストの展示方法

  動物たちが収められているそれぞれの展示場といいますか、檻には来園者の目線に従った観察窓が全ての檻にしつらえてあることに驚きました。

 幼児、小学生、大人など老若男女全てに対応できる高さ、大きさ、そして動物たちがその場に居ない際は「ここを見て」と巣穴の中まで見えるような熟慮した展示方法が心に刺さりました。

 しかも、上から下からあらゆる角度から動物たちを観察できるような施設と設備が整えられていることから動物たちの自然な動きを見ることが可能になっていたのでこれまで世界各国の数々の動物園を訪れた筆者にとっても時を忘れるような興味と興奮を与えてくれました。

 当初「旭山動物園は1時間」と予定しておりましたが、ついつい長居してしまい予定時間を1時間もオーバーしてしまうほどのコンテンツでした。

 

 


 

 

 

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