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年金一時脱退制度を悪用して多額の年金を年金機構から騙取する外国人の話

脱退一時金を受給できる要件は

次の4つの条件にすべて当てはまる外国人が、退職などの理由で厚生年金保険の被保険者ではなくなり、日本を出国後2年以内に請求すれば受け取ることができます。

請求先は、日本年金機構です。

1.日本国籍を有していない人(外国人)

2.厚生年金保険の被保険者期間が6カ月以上ある人

  (日本の会社等に勤めて、厚生年金保険に6カ月以上入っていた人)

3.日本に住所を有していない人(日本を出国した後に請求します)

4.これまで年金(障害手当金を含む)を受ける権利を持ったことのない人

このシステムを利用して某国籍者たちが日本の年金機構から結構多額の年金を言い方は悪いが「騙取」している実態をご存知だろうか?

最近知り合いの某東南アジア国籍者から
「今度結婚式を自国で行う。ついては年金支給の指南をしてほしい」
という相談を受けました。

上記の条件にこの御仁が該当するかと調べたところ、同人は結婚式を自国で挙式したあと約1ヶ月後に日本に帰国するのだから、住民票はそのままだし上記「3」の条件に合致しないので不該当と思いきや、驚きの手口が判明しました。

 それは、結婚式を挙げるために自国に帰る前に役場に行って住民票を一旦抜く(転出届を提出して日本の住所が無い状態にする)ことで上記「3」の条件を具備させ自国帰国中に年金機構に自分がそれまでかけた年金分を請求し、取得するという手口なんです。

 どうやら、この手口は現在日本に在住している外国人に蔓延しているようで既に相当多額の年金がこうした外国人に掠め取られている実態が明らかに。

 ただでさえ年金の財源不足のご時世。これまで正規に天引きされた年金を受給できる権利を有しているのは理解できますし、折角払い込んだ年金数年分を「取りっぱぐれ」てしまうことを防ぐためという大義名分はあるにせよ、事実と相違する状態で年金を請求するということは正しい行為なのでしょうか?

 確かに日本で勤務した間に支払った年金を自国に本当の意味で帰国した場合は、受給資格はあるものと思われますが、偽装帰国で再び再入国ののちに何食わぬ顔で元の職場に戻って再稼働するなどが許されるはずもありませんよね。

 しかし当該行為は全国津々浦々で堂々と行われているのが実態です。

 こうした年金問題を含め外国人の人権を考えるのはいいのですが、当該制度を逆手に取って日本(日本人、日本政府)の好意を無にする行為について皆さんはどのように思われますか?







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