ハンジ屋

ベトナムを拠点にしてソフトウェア開発を行っています。 海外事業の注意点やよくある課題をお話していきます。 ビジネスノウハウについても書き溜めていきたいです。 よろしくお願いします

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最近の記事

外国人の日本語能力は?

 外国人の日本語の会話能力の資格として日本語能力試験というものがあります。円滑なコミュニケーションを取る為にも、窓口となるメンバの日本語能力がどの程度なのかを把握しておく必要があります。  日本語能力試験にはN1~N5の5段階のレベルがあり、それぞれのレベルの目安を知っておくことで、スキル表を見ただけで、大体の日本語能力を把握することができます。  ただ、あくまで目安ですので、しっかりと面談をして会話能力を見極めることをお勧めします。 日本語能力試験の内容 日本語能力試験に

    • オフショア開発のメンバ構成

       オフショア開発では、どんなチーム構成が望ましいでしょうか。  ブリッジSEや翻訳者は、日本国内のプロジェクトにはない役割なので、その必要性がわかりにくいと思います。  またプロパー社員と異なり、柔軟な対応が難しいので、適材適所の配置が必要です。  ここではオフショア開発メンバの種類と役割を紹介します。 請負契約について 日本の請負開発と同様です。オフショア先企業に仕事の完了までをすべて依頼して、開発した成果物に対して報酬を支払う契約になります。  発注側は、作りたいシステ

      • 何故オフショア開発は失敗するのか

         長年オフショア開発に関わっていると、失敗するプロジェクトも中にはあります。  またネットで検索すると、「クオリティが低い」「納期を守れない」「設計書通りでない」などの失敗例が山ほど出てきます。  なぜこのような失敗をするのでしょうか。  ここではオフショアを出す側のマネージメントにフォーカスして、注意点を説明していきます。 1. 日本と同じ依頼方法ではいけない オフショア先に仕事を出す際に、日本の開発ベンダと同じように依頼をしていないでしょうか。  オフショアベンダの営業

        • オフショア開発の得意分野、苦手分野

          オフショア開発への作業の切り出しには、オフショアに適している工程と、適さない工程ががあります。それらを理解ないまま、日本の開発ベンダと同じように依頼をしても、必ず失敗をします。 オフショア先の得意分野を理解して、日本側のリソースと上手に組み合わせるのが成功へのカギとなります。 1. オフショアの設計フェーズ 設計書の作成は、オフショアとは相性が良くありません。  オフショア先のメンバは全員が日本語を話せるわけではないので、翻訳が都度発生する為です。  要件定義書や関連資料の

          オフショア開発先としてベトナムが優れていること

          ソフトウェアのオフショア先として、東南アジア諸国が注目を集めています。 オフショア先を選ぶ上で、人件費、IT技術、新日か謙日か、今後の発展など、検討に必要な要素は様々です。 私はベトナムでオフショア事業を行なっておりますので、ベトナムがオフショア先として優れている点を挙げていきます。 1.ITエンジニアの人件費オフショアを行う第一の理由は、当然人件費が挙げられます。東南アジア諸国の人件費は年々増加をしていますが、日本に比べればまだまだ賃金は安く抑えられます。 日本のITエ

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          オフショア開発とは/海外開発のデメリット

           オフショア開発にはコストやリソースのメリットがありますが、デメリットもあります。  デメリットをよく理解して、日本側で事前に工夫をしておくことが成功の秘訣です。  今回はオフショアのデメリットについて解説をします。 1.小規模案件、単発案件ではコストメリットが出ない オフショア側では開発者の工数だけでなく、ブリッジSEや翻訳者の工数も必要になります。また、オフショアにすべてお任せはできないので、日本側の管理や受け入れテストの工数も必要です。これらを考えると小規模の案件では

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          オフショア開発とは/海外開発のメリット

          オフショア開発とは海外の人材を使ってソフトウェアの開発を行う業務のことです。なぜわざわざ海外に仕事を出すか、それは日本で開発するよりも様々なメリットがある為です。 今回はオフショア開発のメリットを説明致します。 コスト削減のメリットオフショアを行う最大の理由はコスト削減です。 日本のITエンジニアの発注単価は1人月90万~が相場だが、海外に発注した場合、単価は30万円程度で済む為、かなりのコスト削減が期待できます。特に東南アジアはまだ賃金が安く、ベトナム、フィリピン、バング

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          ハンジ屋の自己紹介

          こんにちは! 私は現在はベトナムを拠点にしてソフトウェア開発を行っています。noteで海外事業の注意点やよくある課題を配信していきます。まずは事項紹介から 日本のIT会社に勤めていましたが、その子会社にあたるベトナム現地法人の会社に出向しています。日本の本社ではソフトウェア開発やテストを行ういわゆるSIerの事業を行っており、ベトナムの子会社に案件の一部をオフショア開発として切り出していました。 私の専門はプロジェクトマネージメントや品質管理になります。 そんな私の元にある

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