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小学生向け英語精聴のトレーニング

私が通訳学校でトレーニングをしていたころ、リスニングでは、

多聴と静聴

の時間をできるだけとるようにしていました。

今子供達にも、できるだけ毎日、たくさんの英語を耳にしてもらいたく、ホームワークとして、リスニングの課題をだしています。(これはまた後日、お話しさせてください。)

ある程度の基本的な単語を理解し、英語を聞き取れるような、英検ジュニアのゴールドレベルに達した子には、内容を聞き取るトレーニングのきっかけとして、この教材を行っています。

面白リスニングクイズ


リスニングの教材となると、中学生、高校生向けのものをよく目にするのですが、話している内容が小学生で理解できないものが多く、英語を聴く、とは別の問題がよく出てきていました。

そこで見つけたこちらの本は、小学生向けというだけあって、話題が、食べ物や、色、身に着けるものなど、身近な話題で、純粋にリスニングに集中できます。
始めの7レッスンは、簡単なスピーチの中で出てきたテーマの単語を10個ピックアップして、書きとる、という問題です。

身近な単語がでてきます

英語を流すと子供達は、自分が何個聞き取れるか、集中して聞き始めます。まだ英語ではかけない子は、カタカナで書き込みますが(カタカナを忘れた~と騒ぐ子もいますが…)、耳では英語を聞きながら、手元では前に聞いた単語を書く、この作業が慣れるまで難しいようです。

しかしこの作業は、いずれ長い文章を聞くときには、今聞いた英語を頭の中でイメージしながら、次を聞き進める、という作業につながるので、とてもよい刺激になります。

また、ただ単語をピックアップするだけではもったいないので、何度も英語を流し、最後は、内容の質問もしていきます。

単語をピックアップする7レッスンが終わると、少し文章が長く、内容について答えるレッスンに変わります。

また、最後のレッスンでは、日本人には似て(同じように)聞こえる音のちがいを聞き取る問題も出てきます。

似ているけど違う、ということを理解できるだけでも、勉強になります。

日本人には難しいLとRの聞き取り


この本で流れる英文は、一人の人が話をするスピーチですので、2人以上の会話のリスニングはまた別のトレーニングが必要になります。


とても勉強になった本なので、ぜひ続きも出版してほしいです。

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