ハリーポッターと謎のプリンスを読んで

昔読んでよくわからなかった、ハリーの「愛の力」。今回じっくりダンブルドアの話を読んでみてなんとなくわかった気がするのでまとめてみた。

ハリーがヴォルデモートより勝るもの=愛の力
ヴォルデモートにとって1番怖いものは「破滅」。
そのため、自らに立ち向かうことになる者を早く片付けてしまおうとしてハリーを狙った。
しかし、愛の力によって殺すのに失敗したことのみならず、さらに敵を最強にしてしまった。
ジェームズを殺したことによってハリーの復讐心に火をつけてしまった。
リリーを殺したことによってハリーの最強の守りを作り出してしまった。
でもヴォルデモートが予言された人を倒さなければ、ヴォルデモートは最強にはなれない。
この矛盾から、悪の力はどうあがいても愛の力には勝てないということが証明される。

さらに、自分とのつながりを作りだしてしまった。ハリーはヴォルデモートの心を垣間見ることができるし、蛇語を話すことができる。

魔法界で最も最強とされる闇の帝王の心を読むことができるということは、闇の帝王が恐れる存在になることができ、それを利用して魔法界を支配することもできたはず。でもそれを利用しようとしないハリーの純粋さも、ハリーをさらに最強な人物としているということもできる。
最も、ハリーがそれを利用しようとしないのは、ハリー自身が純粋というだけでなく、両親を殺されたという復讐心から。結局愛の力によるものなんです。

リリーがどうやって杖もなしにハリーに最強の守りを施したのか(確か殺されるときに杖は持っていなかったはず、、)は多分死の秘宝で語られてたと思うから、次じっくり考えることにする。

、、、謎のプリンスでは、愛の力ってすごいなって思うことが他にもある。
フラーとビルがいい例だと思う。フラーは炎のゴブレットで初登場だったけど、三校対抗試合での結果はあまり芳しくなかったし、正直素晴らしいのは見かけだけだろうと思ってた。
でもビルがグレイバックに噛まれてハンサムな顔が台無しになった時、
「このいとがどんな顔でも、わたしが気にしまーすか? わたしわたしだけで十分ふーたりぶん美しいと思いまーす!」
と言い放っている。これには脱帽だし、フラーに謝らなきゃなって思った。
ハリーポッターシリーズのいいところは、一度出てきた登場人物が意外と後の方まで登場していい味をだしてくれるところ。(スタン・シャンパイクなんかもモブキャラと思わせつつ、意外とずっと登場してくれますよね) 
いやフラー、ビルと幸せになってね。。

あとはトンクスとルーピンだよね。ルーピンはもっと純粋に誰かを愛してもいいはずなのに、自分が狼人間だからって遠慮しちゃってさ、ほんとグレイバックは恨むしかない。
この2人も幸せになってほしいって思うけど、ね、、、、
死の秘宝を読むのがつらいな。


通勤の合間にちょくちょく読み直してたハリーポッターシリーズが終わっちゃうのやだな〜
でも昔読んでたときには理解できなかった箇所が理解できるようになってるかもしれない。
じっくり読んでまた感想かこっと。

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