血、汗、涙(Blood Sweat & Tears)考察:大天使について04
血汗涙MVガチ考察その４
今回はホソク（レミエル）について。
表の全体図はこちら↓
先に少し、前回の補足なのですが…
ナムジュン（ラグエル）に当てはまるギリシャ神話の神様は、ゼウスでもありますが、ディオニュソスでもあると思われます。
ディオニュソスは、オリュンポス十二神の一柱に数えられることもあり、豊穣とブドウ酒と酩酊の神です。
その祭儀は激しい陶酔状態を伴い、ギリシャ演劇の発生にかかわるともいわれています。
ゼウスの息子がディオニュソスなのですが、
ディオニュソスという名は「若いゼウス」の意味であることから、ラグエル（ナムジュン）＝ディオニュソスと解釈しました。
聖獣は豹、虎、牡山羊、牡牛、牡鹿、蛇、イルカ、狐、ロバで、聖樹は葡萄、蔦であり、先端に松笠が付き葡萄の蔓や蔦が巻かれたテュルソスの杖、酒杯、豊穣の角もその象徴となります。
BTSの楽曲『Dionysus』でも、ナムジュンが杖を持っていますよね。
…というわけで、ホソク（レミエル）の考察に戻ります。
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【レミエル（ホソク）】
＜惑星：土星＞…土曜
レミエル（ホソク）は、幻視を支配する存在であり、その力で地上の人間に神からのメッセージ（黙示）を伝えるとされている天使です。
その名は「神の雷霆」「慈悲の意」を意味しています。
ですが一番大きな本質的な役割は『魂の管理者』だそうです。
『エノク書』にはヘルモン山に集まって人間の女性と交わることを誓った200人の堕天使の頭の1体として「ラメエル」および「ラムエル」の2つの名前（＝レミエル（ホソク）と同一）が出てきます。
また、七大天使の指示を伝える責任者、見張り番（エグリゴリ）の一員でもあり栄光の天使(三人のうち一人)でもあるそうです。
栄光の天使とは、ユダヤ教、キリスト教に通じる概念で、神（ヤハウェ）と同席することを許された七人の天使の中の、「エンジェルス・オグ・グローリィ（Angels of Glory＝"栄光の天使"）」のことです。
この七人の天使のことを、「御前の七天使」といいます。
単に「エンジェルス・オブ・プレゼンス（Angels of Presence）」とも、また「エンジェルス・オブ・フェイス（Angels of Face＝"対面の（立ち会う）天使"）」、「エンジェルス・オグ・グローリィ（Angels of Glory＝"栄光の天使"）」とも呼ばれ、彼らは全員アークエンジェル（大天使）であり、
従ってアークエンジェルの位は七人しかいないとするのが通説であるそうです。
つまり、見張り番（エグリゴリ）の一員でもあり栄光の天使(三人のうち一人)でもあるのは、ホソク・ナムジュン・ユンギ・ジョングクということになりますが、一人多いですね。
おそらく、レミエル（ホソク）が堕天使となって、栄光の天使ではなくなったのではないでしょうか。
死者の魂をヘヴライ圏の天国へ誘うのは大天使レミエルが総括責任者だそうで、役割柄、地獄に居ることが多い大天使は堕天使とされることはよくあることだそうです。(レミエル（ホソク）の他にはウリエル（ジョングク）やラグエル（ナムジュン）など)
また、大天使レミエルと気が合うのは、冥界を司る神や死神（ヘルメス（ウリエル（ジョングク））、破壊神（アレス（ラファエル（ユンギ））などとされています。
ラグエル（ナムジュン）は、「神の友人」を意味しており、ウリエル（ジョングク）、ラファエル（ユンギ）らと共に名前が挙げられ、「みつかいの一人で、世界と光に復讐する」ものであると書かれていることからも、
見張り番（エグリゴリ）でもあり栄光の天使でもある三人とは、ナムジュン・ユンギ・ジョングクということになりそうです。
そして、「冥界を司る神や死神」とされている天使は、今までの考察からまとめると、
ナムジュン・ユンギ・ホソク・ジミン・ジョングクということになります。
では、残りの二人（ソクジン・テヒョン）もまとめて、七人それぞれの属性を箇条書きにしてみると、以下のようになります。
【ソクジン（ミカエル）】
・もっとも偉大な天使
・熾天使
・三大天使
・四大天使
・七大天使
・ルシファー（悪魔、堕天使）の兄
・火、赤、南、太陽
【テヒョン（ガブリエル）】
・熾天使
・三大天使
・四大天使
・七大天使
・神のことばを伝える天使、「神の人」
・死者を甦らせる天使
・水、青、西、月
【ユンギ（ラファエル）】
・熾天使
・三大天使
・四大天使
・七大天使
・見張り番、栄光の天使
・ルシファー（悪魔、堕天使）
・風、黄、東、火星
【ジョングク（ウリエル）】
・熾天使
・四大天使
・七大天使
・死神
・「神の毒」、「神の悪意」、赤い蛇
・見張り番、栄光の天使
・預言者、「神の光」、「神の炎」
・ルシファー（悪魔、堕天使）
・邪視（邪眼・魔眼）、死を司る
・月の支配、「神の命令」
・地、緑、北、水星
【ナムジュン（ラグエル）】
・七大天使
・死神
・「神の毒」、「神の悪意」、赤い蛇
・見張り番、栄光の天使
・「神の友人」、「聖人の名を騙る悪魔」
・ルシファー（悪魔、堕天使）
・邪視（邪眼・魔眼）、死を司る
・月の支配、「神の命令」
・豊穣とブドウ酒と酩酊の神
・木星
【ジミン（ゼラキエル）】
・七大天使
・死神
・「神の毒」、「神の悪意」、赤い蛇
・ルシファー（悪魔、堕天使）
・邪視（邪眼・魔眼）、死を司る
・月の支配、「神の命令」
・鍵、金星
【ホソク（レミエル）】
・七大天使
・見張り番、栄光の天使
・サタン（悪魔、堕天使の王）
・堕天する以前は最上級の熾天使
・竜、土星
そして「血、汗、涙」のストーリー等の元になっているものは、主に、
・ヘルマンヘッセの小説『デミアン』
・旧約聖書『第一エノク書』
・旧約聖書『創世記』
だと思われます。
というわけで、
とりあえず大天使の解説はこれで終わりになります。
残るは、
・ヘルマンヘッセ著「デミアン」を元にした「血汗涙」の考察
・BTS各メンバーに当てはめられるギリシャ神話の神様について説明
・BTS各メンバーごとの「血汗涙」に関する総まとめ
・「血汗涙」について最終まとめ
・「花様年華」との関連性について考察
・「花様年華」の考察へつづく
といった感じでしょうか。
最終的には花様年華も詳しく読み解いていきたいと思っています。
では、ここまで読んでいただきありがとうございます！！
次回もお楽しみに～。