◆ 気になった本 279
「リカバリー・カバヒコ」
青山美智子 光文社 9784334100520
第2話の途中で
このお話しの仕組みと云うか輪郭が掴めると
ラスト(第5話)の「オチ」までしっかり楽しめた
よく練られた連作集
5階建新築マンション「アドヴァンス・ヒル」
その各階の住民が
一筋離れた古い街並みの中にあるクリーニング屋さん
そして その近くの小さな公園にある遊具
人呼んで「リカバリー・カバヒコ」に癒される
どのお話しにも
勘違いしている人はいるけど 基本「悪い人」は出てこない
そして 文字通り 自ら「再生」していくんだね...
「リカバリー・カバヒコ」は ただ そこにいる
それがいい!
実は 皆誰でも 心の中に「カバヒコ」がいるのかもね
それに気付けるのかどうかやねんな(きっと)...
オススメ
すぐに読めます!
「2024年本屋大賞」ノミネート作だそうです