◆ 気になった本 12.1
「歌舞伎座の怪紳士」(近藤史恵 徳間書店 9784198650087)
主人公の久澄が見る歌舞伎の演目
その解説が巧い(と思わず唸ってしまう)
最初が「摂州合邦辻」
そして「身代座禅」「京鹿子娘道明寺」
二回目が「弁天小僧」「石切」「鷺娘」
そして「カルメン」「かもめ」を挟んで
幕見で「勧進帳」
最後が
「義経千本桜~木の実 小金吾 すし屋 川連法眼(四の切)」
おまけに「怪談牡丹灯籠」
さすがに上手く選ばれてる!
それに
今まで歌舞伎を観たことがない主人公を通じて
読み手