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ただいま、いってきます

もうすぐわたしは、ワイルドサイドトーキョー10周年を
ステージに立つ者として、お祝いに行く。

実際のライブは、フロアだけど笑

10周年ほんとうにおめでとう、ありがとう。

4周年に大きな企画を打たせてもらったので、
6年以上の付き合いになる。

ひとつずつ思い出せば泣いてしまう気すらするくらい、
濃密な時間を過ごした場所だね。

昼寝もした、
煙草をたくさん吸った、
コーヒーもたくさん飲んだ、
用もないのに立ち寄ってふらふらすることも少なくなかった
友達が死んだときも
恋人と別れたときも支えてもらった。
ドリンクカウンターや照明卓に置いてもらったこともあった。

たくさんの人とステージに立った。

そのわたしがいま、
8周年のとき、
とても大切な友達の手をひいて、ひとりでステージに立って
それから2年経って
まだうたっているよ。
まだ帰らせてもらえる、音を出させてもらえる
いつも、おかえりって言ってもらえる。
どれだけ人が入れ替わっても、
わたしは大切に迎え入れてもらっている。
たくさんのわがままを許してもらって、
そしてきっと、それに報いるには
わたしは諦めずに、正直に、
できるかぎり音楽と生きることだって
きっとそういうことだろう、っていう
それごと全部、許してもらった。

4月22日、
わたしはホーム、ワイルドサイドトーキョーに帰ります。
結局、わたしがいちばん長くお世話になっているハコになるね。

あるときのわたしは死んだかもしれないけれど、
それでも、生きているわたしが
音と言葉を携えて、鍵盤弾きのまま、
新宿へ参ります。

そして何度も、
いさましくこの場所から旅立って、この場所に帰るのでしょう。

帰れることをほんとうに嬉しく、
心から誇らしく思っています。


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