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君に伝えたい百の言葉

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あなたに伝えたい言葉が残っている。見失っても、百個積んだ先に何かがあるかもしれない。光を追う者のエッセイ集
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2023年6月の記事一覧

おじさんたちが、元気な世界が良い

知り合いのおじさんが主催するライブに 知り合いのおじさんが出るっていうから 遊びに行ってきた。 有り難い。 もう、知り合って十余年も経つのに。 まだこうして声をかけてもらえる。 会場に行ったら、「久し振りだねぇ」と声をかけてもらえて、知っている顔がちらほらいて、なんだか嬉しくなってしまった。 最近はライブハウスの出入りも減って、周りも後輩ばかりになってきたけれど おじさんたちと話していると、20代で、バーカウンターで煙草ばっかり吸っていた自分のことを、深々と思い出せる。

今度はわたしが、肯定する。

コーヒーを飲んでいる。 うちで淹れている、毒とコーヒーのハザマみたいなやつ 氷、水、牛乳のどれかで割る前提だから、もはや原液。 わたしは日々、コーヒーの原液を生み出している。 2年ほど前、 流行病が本当に流行り始めたころに感染して、味覚を失った。 あれ以降、味覚の正体の半分は、食感と視覚で補完されていることを体感し、少しだけ繊細な生き物になれたような気がしている。 いや、味覚と共に雑さも戻ってきたか。 16時間ダイエット成功の秘訣は、味覚と嗅覚がバグっていたからかもしれない

人間に戻るためにしたこと

わざわざ言うことでもないから黙っていたけれど、五月病だった。 なんていうか、様子のおかしい5月だった。 五月病じゃなくてコロナだっただろ、とか オマエ楽しそうに同窓会やってただろ、とか 外から見ればそういう感じだったと思う。 そうだろうそうだろう、そういうふうに見せようと努めていたからね。 でも、なんかおかしくて、朝起きれなくて、仕事に行くのがつらかった。 いや、これって字面にすれば「そんなのフツーでしょ」「みんなそういうもんだって」「朝起きるのがつらくなくて、仕事に楽し