ガソリンを入れる、コロッケを揚げる
夏には少し早いけれど
夏は夜、だと思う。
高校生で、初めて枕草子を読んだときは感動した。
春はあけぼの、夏は夜、秋は夕暮れ、冬はつとめて。
ああ、まったくその通りだ。
春になったら使い倒そうと思っていたバルコニーは、早々に午後の日差しに焼かれてしまった。
極端に、暑いか寒かで、なかなか快適には使えないなあ、と思っていたけれど
この季節の夜。
夕暮れの、少しあと。
太陽の残り香と、デスクライトで照らされたバルコニーの幸福たるや。
仕事が終わって、体力が残っているそのときに