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ああ、なんと美しいんだろう。 わたしも、然るべきときにはそう在りたい。 と、強く願った。 * 「洗っておくよ」と言われた。 赤いネルフのロゴ入りの、黒いマグカップはわたしのお気に入りで 昨日から、飲みかけのコーヒーを冷蔵庫に入れっぱなしになっていた。 今夜はもうコーヒーは飲まないから、洗っちゃおう。 そう、思ったときにこと。 「いいよ、わたしやるよ」 だってマグカップひとつだし。 わたしは、シンクの前に立っている。 君はこのあと、手を洗うついでだと言ったけれど ぜんぜ
画面の、右上に視線を動かす。 思い出、タイムマシン 繋がっている外付けハードディスクのアイコンの上に、小さな通知。 流し読みして、「閉じる」を押す。 通知の内容は2種類で、 ひとつは、Dropboxの容量がいっぱいになっていること。 (友達と共有しているフォルダなので整理が面倒。Googleドライブに乗り換えて、今では使っていない) そしてもうひとつは、「電池が切れるのですぐに変えてください」 わたしはいつも、すべてを無視する。 まあいいや。いまは動いているし。問題ない
ある朝のメモに、こんな文章が残っていた。 時間は朝9時を少し過ぎたところで、会社に向かう電車に乗っているときに書いた。 いまでも覚えてる。 過ぎゆく見慣れた景色の、そのずっと奥を、ぐっと見つめていた。 前の日とかに、コナンのふるさと館について、友達と話していた。 いま調べてみたら、正式名称は「青山剛昌ふるさと館」で、場所は鳥取。 この場所についてはわたしも存在を知っていて、いつか行ってみたい。と思っていた。 工藤新一の家があったり、喫茶ポアロがあったり、コナンたちが暮らし
兄、というひとがいる。 同じ父親と母親から生まれた。らしい。 そういえば、事実かどうか確かめたことはない。 兄とわたしの血を比べれば、「同じ両親ですね」とわかったりするものだろうか。 * わたしたち兄妹は、あまり似ていないと思う。 顔の系統は、ふたりとも母似。だとは思う。 時折、写真に映る自分の顔が兄に似ていて、「うへえっ」と思うことがある。 同じものを食べて、同じ空間を共有した。というような濃さ、のようなものを感じることもない。 ただ、兄がロックマンをやっているのを