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【運②】幸運を引き寄せる「性格」とは(後編)

昨日から記事のテーマは「運」となっております。

「運」と聞くと、自分の力では何ともできないと思いがちですが、「運も実力のうち」と言われる通り、自分の行動によって「幸運体質」をつくることができるのです。

そんな幸運体質になるためには「外向性」と「開放性」を意識してみようというのが昨日の話。

そして、本日は「神経症的傾向」をうま~くあやつって「幸運体質」になろうという回でございます。

ビッグ5の中で「神経症的傾向」というのは、唯一の「高さが歓迎されない性格」となっております。

他の4つは基本的に高い方が正義なのですが、「神経症的傾向」が高くなってしまうと、気持ちが落ち着かないということなります。

では、そんな「神経症的傾向」がどのように「幸運体質」と結びつくのかをさくっとまとめますので、ぜひとも、読んでみてくださいね。

▼「神経症的傾向」が高いと「幸運」を逃す理由

言わずもがなですが、「神経症的傾向」が高いと心はざわついた状態であると判断できます。

ということは、目の前の問題、悩み、困り感に心が囚われてしまっている可能性が高いでしょう。

心配事があるといつもは楽しめることも楽しめないなんて経験がある方もいるのではないでしょうか。

それは、心配事に心が全集中しているから。

そして、この「心配事全振り状態」がどうして幸運を手放すことにつながるのです。

その根拠となるリチャード・ワイズマン博士の実験を紹介します。

ワイズマン博士は、実験参加者に新聞を配り、

「写真の枚数を数えてください。」

と、指示をしました。

こつこつ数えていけば済む課題ですから、ほとんどの参加者は2分ほどで数え終わったとのこと。

参加者の中には、念のため2回数え直す律儀な人もいたそうです。

しかし、この実験の目的は「正確に写真の数を数えられること」ではありませんでした。

最初から、新聞紙面を一枚ずつ数える必要はなかったのです。

新聞の2枚目に、

「ここで数えるのをやめてください。この新聞には43枚の写真があります。」

という広告が3㎝以上の活字でくっきりと書いてあったのですから。

おもしろいのは、全ての参加者が、2ページ目を開いてメッセージをチラ見しつつ写真を数えたはずなのに、気づいた人はいなかったということ。

さらに、新聞の真ん中のページには別のメッセージが掲載されていました。

「数えるのをやめてください。このメッセージを読んだと申告すれば100ポンドを差し上げます。」

というラッキーメッセージ。

もちろん、誰も気づくことはなかったのですが…

このように人間は、目的意識に囚われるとその周囲が見えなくなってしまうという特徴をもっています。

さらに「神経症的傾向」が高い人の方がメッセージを見つけにくいということも分かっています。

やはり、心の落ち着きは、自分のまわりにある「幸運」に気づくために必要不可欠なのです。

現代人は、暇な時間を極端に嫌い、ちょっとした隙間時間を埋めようとしてしまいます。

もしかしたら、そのような時間欠乏も「幸運」を逃す要因となり得るかもしれません。

時に、ぼ~っと何も考えることなく、心に余白を作り出す時間が必要なのです。

そんな習慣が心の余裕をつくりだし、日常の「幸運」を引き寄せることにつながるのですから。

▼まとめ

2回を通して「幸運を引き寄せる性格」についてまとめました。

何事も気持ちが大切で、「ぼくって運がいい!」と思っていることで「幸運体質」になることができるのです。

ぜひとも、幸運を引き寄せてチャンスを掴めるよう、自分の意識の部分から見直してみてくださいね。

📚参考文献📚
#運のいい人の法則

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