見出し画像

投資家のさらなる高みへ、取引の失敗パターンをカビュウで分析してみた

投資家は現状に留まることができない。学習を怠り、現状に甘んじ、進化を止めたとき、投資家は投資家ではなくなる。

わたしは投資家として大型・小型のアップデートを繰り返してきた。
そのなかでも、革新的だと思っているのがバリュー度合いの定量化(中二っぽく聖書になぞらえ、「アップデート光」と呼ぼう)。それから、四季報の通読(アップデート「大地」)。その後、オンライン版を使ったスクリーン手法に進化する。

それぞれ、パフォーマンスを劇的に改善させた。

今回、それらと同じくらいのインパクトを持つ大型アップデートを試みている(アップデート「地と海」)。それは、「過去の取引分析」。

単純に、利益が出た取引が正義、損失が出た取引が悪とは限らない。もっと利益を伸ばせたかもしれない。損失の拡大を防ぐナイスセーブの損切りだったかもしれない。チャートの全体感のなかでINとOUTのタイミングを確認しなければ、成功/失敗の判断がつかない。

成功だったのか失敗だったのか、フィードバックが得られないまま、漠然と取引を繰り返すことは、暗闇の中でゴルフ練習をしているようなもの。ボールがどこに飛んでいったかわからない。それでは競技がうまくなるはずがない。

今まで取引分析の必要を感じていながらも、あまりに面倒で実行できていなかった。いちいちエクセルに記録するのも面倒、証券口座の細かな取引を掘り起こすのも面倒。むなしく時が経過していた。

そんなときに、ネット広告でサンプル画像がぱっと目に入って、「この機能は使えるかもしれない!」と思い、さっそく試してみたのが投資分析アプリ「カビュウ」。

存在は知っていた。X(Twitter)の株クラがよくその画面を投稿していたから。投資パフォーマンスを自慢するためのツールかと思っていた。
(まあ、証拠としては使えますよね)

市場環境がよかっただけです、このローソク足だと6月以降が怖い……

複数の証券会社のデータが合算できるのは便利だが、このアプリが真価を発揮するのは、個々の取引分析だ。

下の画像のように、チャートの中でどこでINし、どこでOUTしたのかが視覚情報で簡単に把握できる。わたしの面倒くさいの壁を軽々と解決してくれた。

ナイストレードのやつを掲載!

ここで、取引分析をするうえで非常に非常に非常に重要なことを述べる。

それは、ひとつの取引にこだわりすぎてはいけない。
偶然性を排除できないから。

たとえば、10の取引をひとつの塊として分析すべき。
そして、ある手法が有効かどうかを確率的に判断する。

7:3で成功しているなら、それは成功と見なす。
投資の世界に100%はあり得ない。

投資家ができることは確率を1%でも伸ばすこと。


そいういう見方で分析をすれば、その人にとって重要な示唆が見えてくるはず。
わたしは記録のある全取引のチャートを見た。四季報通読ほどではないが、なかなか骨の折れる作業だった。
ここまで言っておいて、はたして示唆は得られたのか?

得られた。
わたしの取引傾向と対策を以下にまとめる。

【傾向1】上場後間もない小型グロースで失敗している。
【対策1】そのような銘柄は、投資対象から外す。

【傾向2】売るタイミングが早い。利確・損切りにかかわらず、その後株価が上昇する可能性が高い。
【対策2ー1】売りたくなったときは、その10%上で指値。
【対策2ー2】ポートフォリオの現金比率を維持しようとして早めに売っているケースあり。買うべき銘柄があるときは、現物を売るのではなく信用買いを使う。

【傾向3】TOBを意識し過ぎて判断が鈍くなっている
【対策3】TOBの可能性は考慮しない(TOBを逃したとしてもあきらめる)

その他:
・テーマ化した銘柄は、大きく上がったタイミングで売ってもよさそう(もう少し早く売ればよかったと思うケースが多い)
・化学セクターは苦手かもしれない……

皆さんも自分だけの攻略法が見つかりますように。
なお、アプリの登録時に下記の紹介コードを打ち込めば無料期間がひと月増えます。ぜひご活用ください。

紹介コード:
egg7



この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

ぜひサポートをお願いします!良い記事を書くためのモチベーションにさせていただきます!