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地獄のような投資の失敗談(逆バフェット編)take2

うまくいっている投資について語るのもいいけれど、むしろ投資の失敗談が役に立つんじゃないだろうか。
投資はいわゆる「敗者のゲーム」、いかに凡ミスをなくして、失点を少なくするかがポイント。それなのに、失敗が多すぎる!

わたしはもう投資歴11年目。「いろいろやってみよう」をコンセプトにはじめたのはいいけど、失敗が、必要以上に多すぎる。

正しい方法で10年投資やってたら、ひと財産築いている。
最初に名著「敗者のゲーム」を読んでおけばよかった。

やばい失敗がいくつも思いつくけど、金額的には、「日経ダブルインバース(1357)」でしょうね。

通称ダブルインバースは、日経平均と逆の値動きをし、さらに2倍に増幅するという金融商品(etf)。たとえば、日経平均が10%下落したら、ダブルインバースは20%上がる。逆に10%上昇したら、20%下がる。

この仕組みのやばいところは、個別株はいざ知らず、日経平均、ダウ、S&P500などのインデックスは、長期的には上がっていく性質があるところにある。つまり、ダブルインバースはその倍だらだらと下がっていく。

また、逆の動きをする、何倍動くなどの商品は、見えないところで手数料の高い特殊な取引が行われているので、時間が経てば経つほど、(インデックスの値動き以外の部分でも)価格が下落していく。

だから、ダブルインバースは、絶対に長期で持っては絶対にダメ。

しかし――、
投資をはじめた初期のころ、わたしは自称「長期投資家」だったため、ダブルインバースと長期投資が悪魔合体してしまったのだ。
逆バフェット感が半端ない。

極めつけは、それをNISAでも買ってしまったところ。
ダブルインバースの長期投資なんて損しかしないのだけど、自分の非を認めて損失を確定させたとしても、節税効果がない。

普通は、損切しても、利確した分と相殺して、その分だけ節税できる武士の情けがあるのだが、NISAにはそれがない。ただの特攻隊である。
バフェットもびっくりだ。

そんなわたしはこんな人(↓)

さらに続ける!
勉強して中途半端に知識があるから、日経ダブルインバースの長期投資を他の商品にも拡張してしまった。

NYダウのインバースの商品もあるのだ。
それから、インバースではないけれど、長期で持っていると価格が下がるだけの国際VIX短期先物ETF(ボラティリティの高さに連動)という商品もある。※エミン・ユマルズ氏のTwitter投稿を見て買ってしまった。

トリプル・アホ長期投資である。
バフェット気絶。
考えたくないけれど、6年くらい持ってしまった。

まだ、ついてこれるだろうか。
持てば持つほど価格が下がっていくわけだから、これらをナンピンしてどんどん投資額が増えていった。
狂気の組み合わせ。長期下落とナンピンの追いかけっこ。
加速する逆複利。
バフェット消滅。
含み損。
売るに売れない。
地獄。

別の意味で「長期投資の鬼」になりかけたが、2022年に売り切った。
自分の過ちを認める。つらくても損切する。
ようやくわたしは投資家になれたのだと思う。

翌年、2023年は過去最高成績を記録した(下の記事にデータあり)。

※今はこんなに立派な投資家です(↓)

※投資記事もいろいろ執筆(↓)


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