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AIイラストにみる降霊術

最近のわたしの活動でエポックメイキングなのが、生成AIでのイラストづくり。これからはAIを活用しなければいけないと思っているし、やれることは何でもやってみたほうがいい。

つくったイラストは、小説の主人公「まふゆ(TRUE LOVE)」と「ほのか(魔法少女はメタルを聴く)」。ツールはCanvaのマジック生成を使用。キーワードを複数設定し、イラストのテイストを選択。操作は簡単だが、イメージを正確に再現できるかというと非常に難しい

まふゆさん(↓)

ほのかさん(↓)

わたしは適当に文章を書いているようで、頭の中にイメージがあることが多い。というよりも最初から逆で、まずイメージがある。図形でものごとを考える人がいるというが、まさにわたしがそれで、普段から図形とイメージでものを見ている。

そういうと天才肌っぽく聞こえるかもしれないが、これはけっこうしんどいことだ。アホみたいにCPUを食う。普段の日常会話でも、最初にテキストがあるわけではないので、イメージを言語化するという作業をしている。

大きなエネルギーを使うので、時間がかかるし、低い精度でアウトプットせざるを得ないこともある。10代、20代でコミュニケーションに難があったのは、こういう事情もあると思う。

問題はまだある。他人の話を理解するにも、一度イメージ化しなければならないのだ。何をするにも「テキスト ⇔ イメージ ⇔ テキスト」。これはしんどい。生きづらいのは当たり前だ。

そんなわけで、わたしの頭の中には基本、イメージがある。今回の主人公たちのイメージはもともと実写だった。それをアニメーションにすると、どういうアプトプットが出てこようがイメージとはずれてしまうのだが、それでも明らかに違うものは違うと判断できる。

たとえば、このまふゆさん(↓)は悪くないし、幽霊の哀しさも出ているのだけど(服のデザインにも幽霊要素が入ってしまった……)、大人っぽい感じが過ぎて、魅力である破天荒さを殺してしまっている気がした。よって不採用。

ある試行過程

AIによって生成されたものは、なかなか自分のイメージに近づいてこなかった。キーワードは最終的に11~12個まで増えた。そして、ようやく「この辺かな」「けっこう近い」というレベルにきた。それがこのまふゆさんだ。幽霊っぽさは減退したが、魅力的なエネルギーが宿った。

今のまふゆさん

しかし、ここまでたどり着いたのはいいが、(操作を間違えて一度作業が初期化されたこともあり)同じキーワードを使ってもこのまふゆさんが出てこない。何度も再作成してるうちに、無料版の制限回数を超過してしまった。

生成AIでのイラスト作成はまるで降霊術だなと思った。
まふゆさんは幽霊なので、いっそうそう思った。条件を整えても、彼女が降りてきてくれるかはまったくわからない。多くの場合、別の誰かが降霊してしまう。

そういう難しさはあるのだが、生成AIはトライする価値があると思う。作品において主人公のビジュアルがあるのは大きなアドバンテージだ。わたしは純文学たたき上げの古いタイプの人間だが、今回思い知らされた次第だ。

まだビジュアル化していない作品「虹をつかもう」の主人公たち(ダブルキャスト)もぜひ降霊させたいと思っている。ひとりは絶世の美女設定。出てきてくれるかな……。

わたしの勘ではこの作品が一番受賞に近いところにある。
今、canvaが使用回数を超過して使えないので、他のツールを探さなければならない。
面倒だけど、やるかー!
作品をプロモーションするのもクリエイターの務めだ。
(⇒ どのツールも有料になってしまったっぽい。君たちはいつかプロのクリエイターに形にしてもらってください。力不足ですまない……)

※もし無料のAIイラストがありましたら、教えていただけますと嬉しいです……

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創作大賞の締め切りまで10日を切りましたね。
まあ、宝くじのようなものだと思いますが、みんなで楽しみましょう!
わたしの攻略法も置いておきますね。

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