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「売れない」呪い

売れない。全然売れない。全く売れない。反応もない。

思えば思うほど売れない。わかっているのにやめられない。
辛い、苦しい、逃げ出してしまいたい。

どうしようもない無限ループに陥ってしまった。ここから抜け出すのは至難の業だとわかっている。
売れないと思えば思うほど、売れたいと願えば願うほど売れない。そんなことはわかっている。理解している。1個でも売れてしまえばこんな気分も吹き飛ぶと知っている。

それでもどうしようもない。売れない。1個も売れない。誰も必要としてくれていない。

作家活動なんてものは、全然キラキラしていない。

毎日作業机に向き合って、家族以外との会話もなく、引きこもって制作するだけ。
わずかな交流を求めてSNSを覗き、自分より上の作家を見て嫌になる。
キラキラしているのなんてほんの上澄みで、本当はどろどろとしていて、でもこんな気持ちなんて一瞬で過ぎ去っていくもの。
売れれば楽しいし、お客様の笑顔を見ると嬉しくなるし、また頑張ろうと思えるし、たくさん作ろうと思う。
今は辛い中にいるだけ。たまたま売れない流れの中にあるだけ。また時期が来れば良い流れが来てくれる。

わかっている。わかっているけど。その時が来るまで待つしかないのだけれど。

その時が来るまでひたすらにやるしかない。どんなことでもいい、手を動かしていればいいのだと。

頭ではわかっている。なら、無理やりにでも体を動かすしかない。

制作が嫌なら事務作業をやろう。執筆でもいい。アルバイトでもいい。

とにかく頭を空っぽにして、目の前の仕事に向き合おう。

全力でやろう。

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