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【第二ステージ|一般病棟〜前編〜】

窓がある。
テレビもある。

ようこそ 一般病棟へ!

HCUから一般病棟へ上がって来ました!1番嬉しかったのはテレビがある事でしたね!

一般病棟に上がって来たという事は"危ない状態"や"危険な状態"から脱出し、未来に向かって邁進して行きましょう!というステージに入ったという事です!

リハビリも変わります。
装具という、麻痺した側の足にその時の状態に合わせて歩行補助具を装着して歩行訓練したりします。
"PT"という方が居ますよね?理学療法士さんですね!身体の基本的な動作を改善するお手伝いをしてくれます。

PTさんの他に"OT"さんもいらっしゃいますね?

OTさんは作業療法士さんですね。
腕や手なんかはOTさんが担当してくれて、歩行などはPTさんが担当してくれたりしますね。

さぁ!
リハビリも本格的になってきて、HCUでは一日中寝ていられたのも此処ではそうはいきませんよ!
ここで大切なのはズバリ『サボらない事』です!
体調が優れなかったり気分が滅入っていてリハビリメニューをこなせない時もあるかもしれません。
でも、ここが踏ん張りどころです!
ここで怠け癖をつけるとこの後の最終ステージで苦労します!

もはやラスボス戦である【回復期病棟】が手ぐすね引いて待ってるんですから!

今、まさに一般病棟に上がって来たばかりの方がいらっしゃいましたら聞いてください。

今までと違うイライラがやってきます。
それは一般病棟"ならでは"の罠です。

「あっ。Handi Camperのnoteに書いてあった事ってコレか!」

と、冷静になって落ち着いてください。

先ず、一般病棟になった事で"仲間"が増えます。大部屋なので、同じ病気の方などがいらっしゃると思います。
ですが、皆さん"状況が同じ"ではありません。

寒がりの人も居れば暑がりの人も居ます。

胆が絡んでしまい、胆取りをしなくちゃいけない方も居ます。

イライラがピークに達してベッドにベルトで固定されて🧤もされて、まるで囚◯のように脱獄を阻止されてるような方もいらっしゃるかもしれませんw

私の時にはツワモノが2名いらっしゃいました(^^;;

様々な方がいらっしゃる事で、例えば「ナースコールしても来ないからあなたが代わりに読んでくれ!」なんて頼まれる事もあるかもしれません。
縛っているベルトを外してくれと騒ぐ方もいらっしゃるかもしれません。

取り敢えず、無視しときましょう。

"良い事ばかりでは無い"のが一般病棟に上がって来て感じる事です。

もちろん、同部屋の方と仲良くなって励まし合い、リハビリも気持ちよく頑張れる事も多々あります。

環境の変化によって、少なからず心の変化もあります。

その変化が"良い変化"なら良いのですが、暑いのに他の方も居るからとエアコンが弱めだったり、大きな声で騒ぐ患者さんやイビキが凄い患者さんもいれば脳卒中の患者さんの中には高齢でワガママな方も少なからず居ます。

そういったマイナス要素があなたのメンタルな部分を徐々に攻撃し、イライラしたりストレスが溜まったりする事があります。

これが一般病棟に上がって来て少し経つと感じる罠です。

是非、冷静になって落ち着いてください。

今、考えるのは新しい環境になって出来る事が増えるので、その"楽しみな部分だけ"を考えるようにしてください。

お風呂も入れるかもしれませんし、テレビで面白い番組も見れるし、📱スマホだって使えて家族とLINEしたりも難なく出来るようになります。

周りの患者さんや環境に流されず、とにかく楽しい時間を過ごすようにしてください。

PTさんやOTさん、看護師さんと世間話なんかも気が紛れていいですよ。

それと、不安な事や気になる事は決して自分だけで考えるのは辞めてください。

必ず、PTさんやOTさん、看護師さんに話してください。
彼らはプロ中のプロです。

解決策の引き出しはコレでもかと持ってます。

1人で考えるのはやめましょう。

RPGなどのゲームでも、詰んだりしたら前の街や村まで戻って情報を聞き直したりしますよね?
身動き取れないHCUからある程度自由な一般病棟に上がって来たのですから、先ずはこのステージを存分に観察してリラックスして過ごしてください。

ご家族の皆さん。
一般病棟に上がって来た辺りからはある程度、これからの生活に向けたお話がソーシャルワーカーさんや主治医からあったりするかもしれません。
先ずは『ふ〜ん。なるほど』と思って聞いていてください。特に身体や後遺症に関しては。
何故なら、ここから劇的に回復したりする場合が多々あります。
現状をこれから先もこの状態で…と考えるのはまだ早いです。
それと、この頃から障害手帳や障害年金や障害によって免除される様々な事柄などについて調べ始めてください。
後からわかる事ですが、退院してから今後の事として調べ始めるのでは恐ろしく"遅い"という事になるからです。

次回:【第二ステージ|一般病棟〜後編〜】をお送りします。

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