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ハンドメイド界の違和感

生きていると、
あれ?何かしっくりこないな・・・
といった違和感を感じることは往々にしてある。

基準が自分なので
それが正解とか間違っているとかではなく
感じるザワッとした感覚

ハンドメイドの世界で感じる違和感もいくつかある。
完全な独断と偏見によるTOP3

1)何にでも「お」を付けがち
2)「オリジナル技法」「オリジナルデザイン」って言いがち
3)「完売」って大きく書きがち

この3つは何年経っても違和感のまま残り続けている。

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1)何にでも「お」を付けがち
丁寧、柔らかい印象を与える「お」付け言葉は決して嫌いではない。
でも必要以上の「お」はちょっとゾワッとする。
お教室
お写真
お料理
お講座(←え?)

「ごきげんよう」「ごめんあそばせ」的な環境で育った訳ではないので、
今さら可愛く美しく話すとか無理―!!ってなりますww
主語が自分の時に乱用されている時も気になる・・・

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2)「オリジナル技法」「オリジナルデザイン」って言いがち
これは完全に好き嫌いの類ですね。

例えば、
「粘土で苺を作りました。オリジナル技法を用いています。」
そんな大袈裟な・・・

「粘土をビニール袋に入れて3分後に取り出すと
苺になって出てくる技法を生み出しました」
おぉぉぉ!!!!その技法すごー!

みたいな。

デザインについては、
そもそも販売するものは基本オリジナルであるべきなのだから
わざわざ言わなくても・・・ってことと
一般的なスイーツや食べ物に「オリジナル」って付けることで
とてもチープに見えてしまって残念だなと感じることもある。

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3)「完売」って大きく書きがち
まだあることを知らせる目的なのに、
ない方に大きく「完売!」と表示を付けることが一般的な世界ですよね。

イベントなどで表記統一させる場合はもちろんルールに従うのだけど、
自発的にはやらない手段だなーといつも思う。

在庫0=完売=ステータス

が根底にあると、
承認欲求を満たすことが目的になるので
「これ残ってます!」の発信内容とズレが生まれることが
違和感の原因かなと思っている。

「売れました!嬉しい!ありがとうございます!完売!」
の内容であれば何の違和感もなく
「すごいねー!!」
ってなる気がする。

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発信ってとても難しいですね。
生きてきた環境も、してきた経験もみんな違うので
同じ内容を見ても捉え方はそれぞれ。
だからこそ、
謙虚に丁寧になりがちですよね。

でも、
謙虚に丁寧に承認欲求を満たしながら発信する
なんて多分無理があるんだと思います。

万人に認められなくても
正直な発信を続けることが信用に繋がると信じています。

ハンドメイド品の価値はその作り手とセットだと考えているので
買う買わない、習う習わないを判断してもらえるように
正直な感情を発信していくことも誠意の1つだと思っています。
(個人の考えを発信するって結構勇気いるけどね・・・)



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