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バスケットボールの知識はスラムダンクが9割の僕がBリーグ初観戦してきた記録。

Bリーグ初観戦!

行こう行こうと思いながら、コロナ禍でチャンスを逃し続けていたBリーグに行ってきました。

京都ハンナリーズvs滋賀レイクスターズ!

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友達が解説をしてくれたおかげで、ルールやゲームの流れも理解できて大満足です。


以下に感想を。

僕はハンドボールに関わっているので、ハンドボールが基準となります。優劣ではなく、あくまで比較対象がハンドボールなだけです。悪しからず。


⓪会場と演出

西京極の敷地がかなり広いこともあって、体育館周辺はそれほど試合の雰囲気は感じられないが、体育館の入り口が近づいてくるとやはりのぼりや照明でテンションが上がってくる。

入り口付近のキッチンカーや体育館内物販の出店数は、やはり5,000人規模の体育館だからできることなのか。

入り口の消毒と検温もスムーズ、チケットもQRコードで簡単入場、待ち時間はほとんどナシ。コロナで座席数がかなり制限されているが、そこそこ座席は埋まっている。当然、空調完備、土足OK。道中インシューズいるの?って聞いたら、試合出るつもりかって笑われた。

友達が手配してくれたチケットは2,000円くらいの座席らしいが、1番高い座席はなんと16,500円!ハンドボールのオリンピック決勝チケット並みやん…

新撰組法被、レプリカユニなど応援グッズがハンドボールでは考えられないくらい充実。興奮のあまりグッズコーナーで、ハンナリーズ文房具を買ってしまった…バスケ部の生徒にあげよう。

フロアに入った瞬間に、スモークと照明の雰囲気で非日常の世界に連れ込まれた。このレベルの演出がすべての会場で為されているのはさすが。ハンドボールでは合成とジークくらいか…

オフィシャル席とチームベンチの間にも観客席がある。選手交代はプレーが止まるから設置できるのかもしれないが、ハンドボールも工夫すればスペシャルシートをもっと作れそう。

当然、バスケットボール以外の競技のラインは全部消してある。コートサイドやベンチのカラーリングもカッコいい。

プレー中の音楽はナシでいい気がするけど…まあゲームセンターみたいな嫌なうるささではない。(正直ハンドボールもプレー中は、選手やベンチの声、ボールや身体接触の音が聞きたいので静かにしてほしい。

チアのお姉さんたちが1試合ずっと踊り続けていた。ハーフタイムショーも含めて、ほぼ休みなしで盛り上げている。すごい。めっちゃ手を振ってくれるなあと思っていたら、後ろに別のチームのチアの方たちがいて、そちらに手を振っていたらしい。デレデレと手を振り返さなくて良かった…


①やたら中断する

10分×4Qだから1時間くらいで終わるんかな、と思ったら試合時間がめっちゃ長い。笛が鳴るたびに時計が止まるし、オフィシャルからの強制的なタイムアウトまであって、試合開始から終了まで2時間くらい?中高生を観戦させるには少し終了時間が遅いかなあ…

残り1分くらいからファールとタイムアウトで時計が止まりまくってジリジリする。スラムダンクで何巻もかけて試合が進むのも納得。

②得点の笛は鳴らない

ゴールインの笛は鳴らないので、盛り上がっていいのかどうかちょっと躊躇う時がある。ハンドボール観戦初心者がラインクロスでワーッってなって今の何の笛?ってなる感じに似ている。

③接触にやたら厳しい

当然ながらファールの概念がかなり違うので、接触に対しての感覚はハンドボールとかなり違う。もっとやらせたらいいのにな、と思ってしまう。

④歩数とドリブルは不思議

ピボットターンとドリブルはハンドボールとまったく違う基準の動きなので、ん?って感じ。スルスルっと抜けていく感じは流川っぽい。

⑤選手とスタッフ

京都は怪我人が多いらしく、25番PGの選手のプレータイムが長くしんどそう。ラストの勝負どころで踏ん張りがきかなかったか?チーム全体でフリースロー外しすぎたのが響いたか。左手は添えるだけ、と教えてあげたかった。

滋賀のスペイン人監督がパッション溢れるスタイルで面白い。スペイン語は分からないけれど、たぶんめっちゃ審判に文句言ってた笑

外国人選手がたくさんでハンドボールより全体のサイズは大きい印象。ただ、ハードな接触を耐えてプレーする分、ハンドボール選手の方が分厚くて重そう。バスケットボールの方がスプリントとアジリティが必要なのかも。残念ながら銘苅さんみたいな体格の選手はいない。

リーグ戦だが同点なら延長になる試合形式、同一カードを翌日に行うという運営形式。ハンドボールでやってみたらどうなんだろう?負荷を考えると厳しいか。


☆話しかけてみた

とりあえずハーフタイムに、フロア付近にいた滋賀のチームスタッフかベンチアウト選手らしき人に話しかけてみた。音響うるさくて指示聞こえなくないですか?と聞いたらほとんど聞こえないのでアイコンタクトと身振り手振りでなんとかしてます、だそうです。もう一度言う、試合中の音楽やめません??

会場にたくさんいたスタッフの方に声をかけてみた。アルバイトですか?と聞いたら京都の社員ですとおっしゃっていた。よく考えると、失礼な質問だったかもしれない…ごめんなさい。

ハンドボールではあり得ない会場スタッフの数。そして皆さんボランティアではなく社員さんなんです。笑顔で接客して、ゴミの回収して、僕の変な質問に答えて…プロです。


文化祭と万博くらいの差を見せつけられたが、今に見ていろハンドボールがエンターテイメントとして指数関数的に成長するぞと期待している葦原さん就任の今シーズン。アバロとアニッチとヤニマーが来日したら観戦に行こう。関西でもっと試合やってほしい…

しかしよく考えると、バスケットボールのルールをほとんど理解しないままに夢中になれるスラムダンクって漫画はほんとすごいな。

安井直人

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