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飯田国大 福岡はスモールビジネスなのか?

月初のLOMAの報告会議
中川「〇〇さん先月の目標商材10件はどうなりましたか?」
バイヤー「えーーーごにょごにょ」
中川「僕が聞いているのは出来たのか?出来てないのか?」
バイヤー「出来てないです。」
中川「今月の目標は150件にしてください」
オレンジ事業執行役員「商材が?????150件ですか、、、、」
目が点となっている
中川「ぼくは譲るつもりは絶対にありません。」

会議参加者全員無言となった。

6月バイヤーに対して新規商材目標が10件のノルマ
しかし結果は8件
バイヤーは営業ノルマを達成できなかった。
そのバイヤーに対して7月の営業の目標設定を中川は150件と宣言した。
1ヶ月に8件しかできないバイヤーに7月目標を150件と指示
先月の2000%が目標である。
会議に参加した飯田以外全員呆然とした。

超絶ブラック企業である、、、、、、

飯田は思わずニヤニヤしてしまった。

スピード・スピード・スピード

これこそがベンチャーの醍醐味
スタートアップの本髄である。

経営者の仕事

経営者の仕事は作業をすることではない。
作業をやっている経営者は結局 時間×作業=対価(報酬)でしかない
企業として大きく飛躍することは出来ない。

資本主義の本質の話
もともと世界には王室があり貴族があった。
そしてその下に農民(農奴)があった。
当時農民は生産した90%を税金として農作物を国に納めた。
農民は労働力の90%を王室に拘束されていた。

ある時、納税のしくみが変わった。
納税を労働力の提供からお金で払っていいとルールが変わった。

そうすると貧しい農民の中からブルジョワジーが産まれ始めた。
今まで労働力の90%を税金として納めていた為どんなに工夫して生産性を上げても
労働力として徴税されるので生産性を上げても農家の収入増に全くつながらなかった。

しかし徴税をお金で行うようになると目先の聞く貧しい農家は徴税の為に必要な分を生産し終えると余った余剰時間が産まれた。その余った余剰時間をさらに働き資産を形成し始めた。

そして労働の余剰時間で形成した資産をさらに労働ではなく頭を使って考えはじめ
生産性を大幅に向上し始めた。

結果として貧しい農家の中からブルジョワジーが産まれた。
ブルジョワジーの意味を辞書で調べると
資本家階級に属する人、生産手段を有する人をいう

自分の労働×時間=対価を抜け出したのである。
経営者の仕事は生産手段を有し頭で考え更なる生産性の向上を達成する事である。

LOMAの今のボトルネックは新規商材を集めるのに時間がかかっている事である。

経営者の仕事はボトルネックの解消である。
中川は自らで悩み、苦しみ、考え抜きバイヤーのボトルネックを解消する方法を考え出し
そしてバイヤーに6月新規商材8件しか達成できなかった生産性を20倍も向上させるアイデアを指示をした。

ほとんどの人は目の前の仕事を何時間もかけてこなし一見頑張っているように見える
一生、労働者で居続けたいならそれでいい
個人の選択の自由である。
与えられた作業を一生懸命こなし更に労働時間を延ばし頑張る
そして時間×作業=対価(報酬)を得る

多少なりとも収入が増えいい車やいい家を購入する
その増やした労働時間を永遠と続けた結果

体を壊す。

GAME OVERである。

経営者の仕事は頭を使って生産性を上げる事である。
経営者、自らが作業(労働)をしてはいけない。

中川「飯田さん今日なんか仕事した?」
飯田 「へへへ、、、なにもしてない ただ遊んだだけ!!作業は絶対にしない(笑)」
AI型宅配スーパーオレンジの実証実験のPMF(Product Market Fit)を徹底的に考えているだけである。

今この瞬間ではなく5年、10年先を見据え「需要に対して供給が圧倒的に足りなくなるのはどこか?」
「次のパラダイムシフトはどうなるか?」を考えている。

スタートアップとは市場が全くない「0」の状態から「1」を生み出す組織の総称である。

7/1福岡のFGNでBeyond Coronavirus福岡から世界を変えるスタートアップのオンラインイベントがあった
35社の応募から7社が採択
https://youtu.be/_1fE5gBUNZQ

宿泊施設向けオペレーティングシステム
スマホに身分証を入れて持ち歩く
自律分散オフィス
飲食店向け支援デリバリー

正直に言うと福岡のベンチャーはスタートアップはいない
あるのはスモールビジネスである。

2000年のベンチャーブームで起業し累計8億円を集めた飯田が強く感じた。

5度目のスタートアップであるLOMA
注文して20分でモノが届くSaaSプラットフォームLOMA
LOMAはこのビヨンドコロナに応募はした
しかし福岡市には締め切りまでにメールが届いていないという事で参加できなかった。
応募したメールはLOMAの全役員には転送でメールが届いたのに福岡市のサーバーには届いてなかったという回答であった。

アフターコロナで言えば自宅を一歩も出ずに生活必需品が20分で届くLOMAのサービスが最適であると強く感じている。

なぜ?福岡はスモールビジネスなのか?
なぜ?こんなことになっているのか
飯田はSphere(スフィア)家は24時時間で創るスタートアップで
Google For Startupsに参加している
そのメンバーの中にはGoogleやスタートアップ企業、VC
VCにはメンターとしてグロービスキャピタルの高宮慎一氏も参加
(高宮慎一氏は2018年キャピタルゲインで1人で339億円も稼いだ日本NO1のベンチャーキャピタリストである。

そのGoogle For Startupsの中で毎週強制的にコミュニケーションを行っている
お互いスタートアップのノウハウの共有が行われている。
残念ながら福岡にはスタートアップのメンター(助言者)がいないと感じた。

なんとかしなきゃ、、、、、、

To be continud....

ブルジョワジーの話は福岡のベンチャー企業が提供する
【COTEN RADIO】
#78 世界を進化させた資本主義で詳しく説明されています。
https://open.spotify.com/show/3qiAapMhh8UgWVfDWTSq2f

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