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アジア選手権予選ラウンド 1位通過🙌※個人的見解付き

こんにちは!
福島ハンドボール研究所です!

ハンドボール男子日本代表はアジア選手権の予選ラウンドを1位通過しました!
vsサウジアラビア 29-25 勝利
vsイラク 28-28 引分
vsインド 59-11 勝利

サウジアラビア、イラク戦を観て感じたことを書いていきます。良いとこも悪いとこもありましたが、一言簡単に表すと『東江&吉野不在の影響大』

文字数が多くなるので選手名は敬称略でいかせていただきます
🙏
辛口過ぎて偉そうに感じるかもしれません、ご容赦ください。


・安平&吉田ホットラインの安定感◎

OFは2試合とも30点には届いてませんが、セットOFは悪くないと思います。
日本がサウジ、イラクより優位に立った点は
『PVを活かしたOF』です。

日本は吉田がPVとして相手DFに勝っているので大きなアドバンテージがありました。
サウジ、イラクのPVは強いブロックができる選手ではなかったのでPV主導の攻めというのはほとんどなかったと思います。

また、PV吉田にパスを供給するのが安平だけでなく、部井久や榎本も上手く供給できていたように見えました。

PV主導のOFが出来れば相手のDFを中から崩せます。メインラウンドでもこのアドバンテージを保ちたいところです。

・不安定、連携不足なDF

DFは課題が多く出た2試合でした。
サウジ戦は相手OFのフィジカルを活かした1対1への対応、イラク戦はPVのマーク受け渡しの連携不足を狙われていました。

・サウジ戦
DFのアタック位置が低く(9mの中)、フィジカルを活かされ突破・退場が多くなっていました。
原因はDFの準備不足、相手OFにボールが入る前に牽制をかける、カットされる脅威を与えられていませんでした。
・イラク戦
特に目立ったのが、吉田&笠原が3枚目時のマークミス。コミュニケーション不足、約束事が徹底されてなかったように見られました。
この2人は日本DFの要なので、ここが機能しないとバーレーンやカタール相手ではかなり厳しいです。
後半には2.3枚目でもPVマークミスが見られたので、チーム全体として改善していく必要があると思いました。

2試合通して疑問に感じたのは『クロスアタックをしない』点です。チームとしてクロスアタックはしないと決めているのかも知れませんが、悪手だと感じました。
相手サイドが特に驚異的だったわけでもないので、BPに良い位置で持たせてしまっている状況を打開するのにクロスアタックはするべきだったと思います。

・イージーミスの多さ

余計な2分間退場や安易なターンオーバーはもちろんですが、本当に気になったのはイラク戦の『4本のワンマン速攻パスカット』です。
単純計算ですが、これが1本でも成功してれば勝ってる可能性は高いわけです。
せっかくDF、GKが頑張って速攻のチャンスを得てるので減らしたいミスではあります。

イラクが必死にバックチェックしてるというのも一つですが、攻守切り替え判断が単純に遅かったように見えました。

また、冒頭にも書いた通り『東江&吉野が不在』なのでスタートメンバーからベンチメンバーに交代した時の不安定感が否めません。
ここで上手くいかない時間帯ができると
スタートメンバーのプレー時間長くなる→スタミナ削られる→終盤勝負どころでパフォーマンス低下に繋がります。

東江が追加招集されていますが、途中加入ということでどこまで試合に入って行けるか分かりません。ここは今回招集されている若手メンバーの台頭に期待したいです。

・メインラウンドの期待選手

私個人としては徳田選手に期待したいです。
サウジ、イラク戦とベンチアウトでしたが、オリンピック予選でここぞという試合では安定感があり、大きな仕事をするという事が分かっています。
スピードとクイックシュート、ノーマークシュートの決定率とチームへの貢献度は大きいと思います。

次回はメインラウンドの展望について書いていきたいと思います!
それでは、また!

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