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SDGs担当に立ちはだかる予算の壁を越える3つのステップ

企業がSDGs貢献を始めようと思うと、必ずある壁にが立ちはだかります。


それは予算です。


どんな素晴らしいSDGs貢献の取り組みを思いついた!提案した!としても、企業では【決裁権のある人】がYesと言わない限り実現には至りません。


では、そんな決裁権者の、


「で、いくらかかるの?」「そのお金はどうするの?」


という直球の問いを見事に「カキーン」と打ち返すにはどうすればよいのでしょうか?


SDGs担当者でもできるその方法とは?

地方中小企業転職1か月で100万、5か月で500万のSDGs企画を通してきた【教科書にないノウハウ】を配信しています。


補助金を最大限活用することです。


何をするにもやはりヒト・モノ・カネが揃ってナンボ。


いくら意味のある企画を提案しても、【お金がかかるコト】はSDGsという冠をかぶせても中小企業ではそう簡単に実現できません。


勿論、例えば数千円とか1万円の世界であれば、会社の【経理の人】との信頼関係で話しがつけられるかもしれません。


ただし、5万とか10万とか、数十万とか、100万とかいう単位になってくると【経理の裁量】では困難でしょう。


そういう時は、【使えそうな補助金を探す】に限ります。


実際に私もこの方法でSDGs貢献の取り組みを推進しています。


大きな企業ではSDGs推進委員会ができた時点で、その委員会に予算がついているかもしれません。


しかし資金力に乏しい中小企業ではそうは行きません。


では、資金力に乏しい中小企業のSDGs担当がある程度のカネを必要とする取り組みを実現させるにはどうすればよいか?私の場合、以下の3つのステップで進めてきました。


①A4一枚で企画書を書く(必要経費込み)
②必要経費をまかなうために活用できそうな補助金を見つける
③補助金申請書の作成を、可能な限り手伝う


だいたいこの流れでイケます。詳しく解説します。


まず、クオリティはどうであれ【企画書】を書くことは効果的です。


少なくともわが社では打合せでペーパーが用意されるのは役員会レベル。普段は口頭説明が主流で「言った言わない」が横行する世界です。


こういう中では曲りなりとも【企画書】がある時点で、決裁権者に「おっ!」と思わせることができるでしょう。


企画書の内容は次の6つくらいで十分でしょう。


①企画のタイトル
②現状と課題(〇〇な問題がある…等)
③企画の概要(〇〇を■■で解決する企画…等)
④期待される成果(△△な未来に近づける…等)
⑤大まかなスケジュール
⑥大まかな予算


次に【企画】が既にある場合の【補助金】の探し方はだいたい以下のパターンです。


・経理や総務など、普段から補助金と関わる部署の人に適当な補助金があるか聞く
・会社がある「県名×補助金」や「市名×補助金」で検索
・「導入したいシステム×補助金」や「購入したい物品×補助金」で検索


最後に、補助金申請書の作成はけっこう面倒くさいので、やったことがなくてもできるだけ手伝うようにしましょう。


【会社の経営状況】のみならず、補助金を利用して何をするのかという【計画書等の提出】が求められることがほとんどです。


会社の経営状況は経理の人などに任せるとして、その他の部分はなるべくSDGs担当側で書く努力をすれば、Give & take ということで、信頼関係の構築にもつながるでしょう。


会社の登記簿や法人税の未納証明の提出も求められることが多いので、法務局や税務署に取りに行ってあげるのも、経理の人にとっては助かるかもしれません。


SDGs担当が多少なりともインパクトのある取り組みを持続的にしていくためには会社の経理の人との信頼関係が不可欠ですので。


最後にもう一つポイントを挙げておきます。


補助金にはそれぞれ【補助率】というものがあり、最大100万円の補助金でも補助率が3分の2だと最大67万円までしか支給されないということです。


残りの3分の1は【持ち出し】ということになります。


いくら企画書が良くて、使えそうな補助金を見つけてあったとしても、


この【持ち出し】がネックとなり、決裁権者の首を縦の振らせることができないこともあります。その際の対策は、


①企画のクオリティで勝負する。
②その他の補助金でカバーする。


【①企画のクオリティで勝負する】ということは、多少の持ち出しはあったとしても「この企画は実施したほうが良い!」と思わせるということです。


地盤を固めずに決裁権者にイキナリ話すと返り討ちにあう可能性もあるので、できれば決裁権者に意見できるくらいの影響力がある人をまず説得して、援護射撃をお願いしておくとよいでしょう。


【②その他の補助金でカバーする】とは、使途が明確に定められていない別の補助金や、別の渡し切りの補助金をあてがうということです。


まとめると、


①企画書を用意して、②補助金も見つけておけば、SDGsに貢献する取り組みの実現性が高まるでしょう。


さらに③持ち出し分もカバーできるような方法を考えておくと、決裁権者にOKをもらえる可能性が高まるでしょう。


以上は私が実際にSDGs貢献の取り組みを実現してきた方法です。


みなさんの参考になり、みなさんのSDGs推進活動に翼を授けることになれば幸いです。



最後まで読んでいただき本当に本当にありがとうございました!


ぜひ一言でも良いのでコメント欄にコメントをいただけないでしょうか。今後の励みになります!お願い致します!


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どうぞよろしくお願い致します。


今後も中小企業SDGs担当の方々のために役立つ生きたノウハウを配信していきたいと思います!







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