SDGs推進史上、間違いなく最高の3分動画!中小企業がそこから学べることとは?
『地域が一体となって進めるSDGs』を調べていて、鳥肌が立つほどの動画に出会いました。
福岡県北九州市の小倉(こくら)にある、魚町銀天街(うおまちぎんてんがい)のSDGs活動を紹介する動画です。
『地域のSDGs推進』史上最高の3分動画
すでに知っている方もいると思いますが、お恥ずかしながら私はつい最近知りました。
もしまだ観たことない方がいましたら、とにかく観てください!3分間ですから。
魚町銀天街のココがすごい!
『すごい所』をあげ出したらキリがないので、あえて3つにしぼりました。
まず、この商店街のアーケードの天井に太陽光パネルが設置されていること。
その名も『エコルーフ』。
この太陽光パネルでアーケード内のLED照明をまかなっているそうです。
すごすぎる…。
次に、商店街全体で食品のムダを減らす取り組みを行っていること。
2、3店舗が気を付けている…というならわかりますが、商店街全体で取り組んでおり、それが当たり前になっているようです。
意識が高すぎる…。
最後に、各店の店長さんがそれぞれの得意分野をいかして無料で小さな教室を開いているそうです。
その名も「街ゼミ」。
これはお茶屋さんの店主がお茶のたて方を教えているところ。
では「なぜこんな取り組みをすると思いますか?」
商店街の方がおっしゃるには、商店街が単なる購入の場ではなく学びの場になるそうです。
そればかりか、街ゼミの参加者に「こういう店があったんだ!」ということを知ってもらう機会になるんだそうです!
なぜこんなにすごい商店街になったのか?
それにしてもすばらしい動画でした。
ただ、そのすばらしい動画を観ながら、ある疑問が浮かんできました。
ある日突然こんな商店街が生まれるハズがない。きっとキーマンがいるはず!?
そう思って調べたところ…、見つけました!
仕掛け人は、商店街の中にある「北九州ESD協議会」でコーディネーターを務めていた森川妙さんという女性でした。
※ESDというのは、『Education for Sustainable Development』の略で「持続可能な開発のための教育」のことを指すのだそうです。
彼女がある日、エコルーフの存在に気づいたこと。それが全ての始まりでした。
すぐに商店街の理事長に『エコルーフ』のことを聞きに行ったのだそうです。
森川さん:「あの太陽光パネルはなんですか!?」
理事長:「あれでアーケードの電気をまかなっています。また、子育ての支援やホームレスの自立支援など、商店街は色々な活動しています。」
森川さん:「理事長!それはSDGsですよ!」
その後、商店街の理事会の協力のもと、『SDGs商店街』を宣言したそうです。
魚町銀天街が内閣総理大臣賞を受賞したのはそのわずか1年半後だったそうです。
中小企業のSDGとしての学び
「あなたの地域や会社からは遠い世界の話に見えたでしょうか?」
確かに内閣総理大臣賞はすごすぎますが、森川さんがなさったことは、
「気づき、気づかせること」と「協力の輪を広げて、地道にみんなの意識を高めていくこと」だったのではないでしょうか。
そう考えれば、私達にもやってやれないことはないのではないでしょうか。
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編集後記
最後まで読んでいただき本当に本当にありがとうございました!
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今後も中小企業SDGs担当の方々のために役立つ生きたノウハウを配信していきたいと思います!
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