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2ndアルバム制作経過報告

1stアルバム、「between the night」はHANCEらしさが全面に出たアルバムだったと自負していますが、デビューアルバムということもあり、少し手探りというか、作品そのものと、敢えて心理的距離を置いて作ったように思います。

表現が少し難しいのですが、HANCEというプロジェクトがまず前提としてあって、そこに添う形で、曲やアレンジ、アートワークなど付随するものが決まっていきました。

コンセプチュアルな色合いが強いため、取捨選択がし易く、途中で方向性について悩むことはほとんどありませんでした。とんとん拍子で決まっていったのを覚えています。


一方、現在2ndアルバムの制作に取り掛かっているわけですが、今回のアルバムは、非常に操るのが難しいと感じています。まるで、気性の荒い暴れ馬を操らなければいけないような感覚すらありますね。 笑

そもそも、HANCEの楽曲はHANCEが20〜40代の間で作られた曲の中からチョイスしています。半分ぐらいはHANCEの活動をスタートさせて新たに生み出したもの。半分は、過去に作られたものになります。

過去に作られたものは、今の僕が必ずフィルタリングをかけます。過去は過去のものとしてそっとしておく曲もありますし、今の感覚で歌ってみたいと思えるような曲もあります。

そして、必要あれば、アレンジや歌詞も変更し、全く別のものとして生まれ変わる事があります。

数十年の時間の変遷の中で、自身の感じ方や曲に対する捉え方が変わっているので、アップデートするのは当たり前だとは思いますが、セカンドアルバムという一つのパッケージの中で成立させるというのは、本当に難しいなぁと感じる今日この頃。

やりたい事、表現してみたいアイディアは山のようにあるのですが、みなさんに聴いていただき、どう感じられるのか?少し不安になったりも。

一つだけ言えるのは、今回のアルバムは極めてパーソナルなアルバムになるということ。曲調もこれまでなかったようなタイプの曲がたくさんあります。

リリースまではまだまだ、長い道のりですが、1stアルバムで見えてこなかったHANCEの内面や違った顔を想像しながら。

楽しみにしてて下さいね。HANCE

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