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2ndアルバム制作経過報告(パート2)

思えば、noteの更新もしばらく出来ないぐらい、忙しい日々を過ごしていました。

僕はメジャーレーベル等に所属せず、インディペンデントで活動するアーティストなので、ミュージシャンとして、ライブや制作だけに集中する事は出来ません。(自身で選択している道なので、後悔は全くしておらず、寧ろ楽しんでいます 笑)

本業の会社経営に加え、音源や映像の企画、制作はもちろんの事、スケジュール調整、アライアンス関係にある外部パートナーとの打ち合わせ、リリースのタイミングでのプロモーションなど、自らやるべき事は多岐に渡ります。

シングル「シャレード」のリリース前後は色々重なり、更に体調を一時的に崩した事もあり、しばらくファンの皆様にはご心配をおかけしてしまいました。(気遣いのメッセージやコメントをたくさんいただきました。その節は本当にありがとうございました)

音源や映像のリリースだけでなく、ライブ配信の準備や、今後、ファンの皆様に期待していただいている事を一つずつ進めつつ、ようやく一つずつ形になり始めているのが、現在の状況です。

ところで、タイトルに「2ndアルバム制作経過報告(パート2)」と書きましたが、noteでは、前回、2月20日に同様のタイトルをつけたものを記しています。(まだご覧になってない方は是非、ご覧下さい)

そして、その中で「セカンドアルバムは極めてパーソナルなアルバムになる」と記しました。

書いたのはちょうど2ヶ月ぐらい前の事ですが、そこからレコーディングは順調に進んでおり、セカンドアルバムの輪郭が半分ぐらい見えてきました。

ツイッターで昨日、

1stアルバム「between the night」がHANCEが新規オープンした「お店」だとするなら。2ndアルバムは「自宅」へ招待させていただくイメージ。

とも書きましたが、これは一体どういう事か?と疑問に思われた方もいらっしゃるかと思いますので、少し説明をしたいと思います。

HANCEは40代でデビューした遅咲きアーティストであるという事をご存知の方は多いかと思いますが、HANCEのコンセプトは、

「大人の大人による大人のためのシネマティック・ミュージック」

です。

そして、1stアルバムは、そんな大人の方へ向けた、コンセプチュアルなアルバム。飲食店であれば、「大人向けのお店」という感じをイメージして作りました。このベクトルは、今でも根本の部分は変わっていません。

しかしながら、HANCEの楽曲はHANCEが20〜40代の間で作られた曲の中からチョイスしているのも事実で、若い頃の感性で作った曲も、作品として形にしています。(もちろん、昔の曲は、今の感性でフィルタリングを行い、歌詞や曲のアップデート、リメイクを必ず行うようにしています)

これはダブルスタンダードであり、矛盾していると言われてもしょうがないのですが、HANCEの活動のそもそもの動機となっているのは、


①大人が安心して聴ける、大人のための音楽を作りたい

②自身がこれまで作ってきた曲を、形として世の中に残したい


この二つを同時に叶えようとしているので、少々複雑ではあるのです。


セカンドアルバムに話を戻しますと、現在、半分ぐらいまで制作が進んでいるのですが、①と②の楽曲が混在しており、特に②の方の制作が比率的に多く進んでいます。(既にリリースしたleftやシャレードは①寄りの楽曲)

僕自身としては、10年、20年の時を経て、その当時の自分の境遇や想いをアップデートしたサウンドに載せて形にしていっていますので、感動的な部分もあれば、過去の自分と向き合わなければならない「辛さ」「苦さ」のようなものもあります。

「自宅」に招待という言葉を使ったのは、それが理由で、自宅であれば、昔のアルバムや想い出が本棚に閉まってあったり、その人の「今」だけでなく「過去」も匂いとして感じ取れる。そういう意味で、このような表現をしたというわけですね。

僕にとっては少し恐怖を感じつつも、自分の手によって、自分の作品を解放してあげたいという、少し身勝手な親心のような「想い」もあり。

ファンの皆様には甘えてしまう事になりますが、包み隠さず、納得のいくものを出しますので、リリースまで暖かく見守っていただけたら幸いです。HANCE


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