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仕事に想いをのせて

「誰だこの記事書いたの」
思わずひとりごとを言ってしまった。

LINEに登録している朝日新聞デジタルで掲載されていた記事。

決して長い記事ではない。
だけどその文章に、愛を感じた。

まず、
「後世に残すために、今回の文庫化に踏み切った」
という新潮文庫担当者の声。
この本離れの時代で、残すために、届くために本を作っている人たちがいるということを、改めて実感させられた。

そしてそれに応える記者のコメント。

いい作品が必ずしも古典になるわけではない。残そうという思いが古典を作るのだ。

野波健祐

事実に基づきつつ、想いに焦点をあてた文章。
それが、それを書く人が、朝日新聞にいるということ。

たった二文で、本への、古典への想いが伝わってくる。
そんな文章を新聞という媒体で記者が発信していることが、ただただ、すごい。

うまく言葉にできないんだけど、その仕事に、感動した。
語彙が足りなすぎるな。


私もそんな仕事がしたい。
文章に想いを込めて、コンテンツに愛を込めて、世の中に発信していきたい。
私が仕事にしているのは、小さな小さな媒体だけど。
届くべき、たった1人にでも届けばそれでいい。

私にできることはそれくらいしかないから、一つ一つ丁寧にやっていこうと、改めて心に決めたのだ。

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