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【第105回選手権】49代表の戦績①

クラーク国際(北北海道) 7年ぶり2回目

[北北海道大会]
○7-0滝川工・深川西(7回コールド)
○8-1岩見沢西(7回コールド)
○5-2旭川実
○11-10帯広農
○7-5白樺学園(延長10回タイブレーク)
○1-0旭川明成

[選抜]
●1-3沖縄尚学
[春季]
○8-2滝川西
○7-0岩見沢農
○12-2岩見沢東
○8-1武修館
●5-6札幌大谷(準々決勝)

2年連続で選抜出場し、今年は春夏連続出場。エース新岡は技巧派の印象ながら選抜では最速140キロを記録。帯広農戦は乱打戦となったが4本塁打を記録。過去3度の甲子園では未勝利。北北海道勢としては2020年の交流試合を除くと夏は2011年以来勝利がない。3度目の甲子園と言う選手もいる今年は勝利を期待したい。

北海(南北海道) 2年ぶり40回目

[南北海道大会]
○7-3札幌静修
○10-0札幌月寒(6回コールド)
○8-1函館中部(8回コールド)
○3-2立命館慶祥
○7-2駒大苫小牧
○11-2北海道栄

[春季]
○8-0札幌旭丘
○10-0札幌東陵
○6-3北海学園札幌
○10-9遠軽
○5-0札幌日大
○4-0札幌大谷
○13-2北海道栄(優勝)

立命館慶祥戦のみ1点差だが内容的には圧倒。全試合危なげなく勝ち上がった印象。投打の柱・熊谷が5本塁打と好調だった。このところ甲子園では3回連続初戦敗退だが、2016年夏は準優勝。

八戸学院光星(青森) 2年連続12回目

[青森大会]
○11-5弘前工
○11-0八戸北(5回コールド)
○11-4弘前東(7回コールド)
○5-0青森山田
○3-2八戸工大一(延長10回タイブレーク)

[春季]
○12-0八戸
○14-2青森商
○12-0東奥義塾
○8-0青森山田
●2-3八戸工大一(準優勝)
○12-2仙台一
○7-0鶴岡東
○8-5明桜
○3-2仙台育英(優勝)

1997年の初出場時を除き、以降は夏の甲子園は全て初戦突破。2011年夏からは3季連続決勝進出と、甲子園では非常に高い勝率を誇る。岡本、洗平の両2年生投手を中心に、今年も初戦の勝負強さは期待できそう。

花巻東(岩手) 4年ぶり11回目

[岩手大会]
○11-1盛岡市立
○5-2水沢商
○8-1盛岡誠桜
○10-4盛岡一
○10-0盛岡三

[春季]
○3-0水沢
○4-3盛岡誠桜
○7-3盛岡四
○9-3一関学院(優勝)
○2-0仙台商
●2-5明桜(準々決勝)

盛岡大付、一関学院などライバルが姿を消す中、優勝候補が悠々勝ち上がった印象。甲子園では1つ勝てばその後も2つ3つと勝ち進む傾向があるが、このところ3大会は初戦敗退。歴代最多本塁打記録をもつ佐々木麟に注目が集まる。

仙台育英(宮城) 2年連続30回目

[宮城大会]
○8-1大崎中央(8回コールド)
○12-0富谷(5回コールド)
○5-0東北
○8-1東陵(8回コールド)
○18-0仙台城南

[選抜]
○2-1慶応義塾
○6-1龍谷大平安
●4-5報徳学園(準々決勝)
[春季]
○7-0大崎中央
○3-1古川学園
○9-2東陵
○7-1仙台商(優勝)
○8-0一関学院
○3-0盛岡三
●2-3八戸学院光星(準優勝)

夏連覇がかかる昨夏の覇者。昨夏の経験者を含む層の厚い投手陣は予選僅かに2失点。この夏も優勝候補の筆頭と言って良さそう。

明桜(秋田) 2年ぶり11回目

[秋田大会]
○9-6角館
○4-3本荘
○14-3大館桂桜(5回コールド)
○3-1秋田中央
○5-2秋田商

[春季]
○12-0能代
○1-0秋田
○3-0湯沢翔北
○2-0秋田南
○8-0秋田商(優勝)
○8-5日大東北
○5-2花巻東
●5-8八戸学院光星(準決勝)

初戦から角館、本荘と甲子園経験のある相手が続いたが、終わってみれば春夏連覇。2011年夏に長いトンネルを抜けて以降、秋田勢は甲子園での初戦の勝率が5割と好調。明桜も2年前に初戦突破している。

日大山形(山形) 2年ぶり19回目

[山形大会]
○10-0山形学院(6回コールド)
○2-1酒田南
○14-7山形城北(8回コールド)
○7-0羽黒(7回コールド)
○6-4山形中央

[春季]
○11-0惺山
○5-4山形商
○10-1東海大山形
○12-5創学館
○9-1酒田南
○7-0羽黒
●5-14鶴岡東(準優勝)
○6-5聖光学院
●2-6盛岡三(準々決勝)

令和での甲子園勝率が意外にも全国4位の山形勢。日大山形も前回出場の令和3年に2勝して3回戦進出している。佐々木朗希のように脚を高く上げるフォームの菅井投手に期待。

聖光学院(福島) 2年連続18回目

[福島大会]
○9-2帝京安積(7回コールド)
○10-0学法福島(5回コールド)
○10-0ふたば未来(5回コールド)
○19-5郡山(6回コールド)
○11-10学法石川(延長10回タイブレーク)

[春季]
○6-0田村
○11-0会津北嶺
○4-1学法石川
○10-3日大東北(優勝)
●5-6日大山形(初戦敗退)

決勝は4点差を逆転する劇的な勝利。苦しい展開ながらもしぶとさを発揮して秋春夏と連覇。聖光学院も甲子園での初戦勝率が高い学校の1つ。昨夏の4強に続けるか。

土浦日大(茨城) 5年ぶり5回目

[茨城大会]
○8-1水海道一(8回コールド)
○18-0勝田(5回コールド)
○7-0境(8回コールド)
○4-1東洋大牛久
○6-2常磐大高
○5-3霞ケ浦

[春季]
○14-0水戸葵陵
○5-0多賀
○9-1つくば秀英
○1-0霞ケ浦
●3-5常総学院(準優勝)
●5-6健大高崎(初戦敗退)

春季大会優勝の常総学院が4回戦で茨城に敗れる中、もうひとつの優勝候補が勝ち抜いた。決勝は最終回に一挙5点でしぶとく勝利。2017年夏に甲子園に復活して以降、県内では安定して上位が続く。1986年以来の甲子園勝利にも期待が高まる。

文星芸大付(栃木) 16年ぶり11回目

[栃木大会]
○5-1宇都宮短大付
○7-1小山西
○3-2烏山
○13-2國學院栃木(7回コールド)
○6-5作新学院

[春季]
○7-0白鴎大足利
○10-5宇都宮工
○6-1佐野日大
○9-4青藍泰斗
●3-5作新学院(準優勝)
●0-4昌平(初戦敗退)

決勝は最終回に追いつかれながらもサヨナラ勝利。1大会で複数勝利が多い近年の栃木勢、今年の文星芸大付は16年ぶりの出場だが、前回2007年も市船橋、興南を破って3回戦進出している。

前橋商(群馬) 13年ぶり6回目

[群馬大会]
○13-3東農大二
○8-1高崎
○8-5高崎経大付
○3-2前橋育英
○10-2樹徳
○3-2桐生第一

[春季]
○5-0藤岡北
○11-4桐生市商
○9-2高崎商
●6-7前橋育英(準々決勝)

9回二死から逆転サヨナラ勝利で甲子園出場を決めた。群馬からは2013年の高崎商以来11年ぶりの公立校の代表。夏は3大会連続初戦敗退中の群馬勢だが久々の夏勝利なるか。

浦和学院(埼玉) 2年ぶり15回目

[埼玉大会]
○10-0朝霞(5回コールド)
○15-0寄居城北(5回コールド)
○8-1本庄一(8回コールド)
○10-2立教新座
○7-0埼玉栄
○9-0川越東(7回コールド)
○7-2花咲徳栄

[春季]
○8-0春日部工
○11-7埼玉栄
○11-5西武台
○11-0市川越
●2-6昌平(準優勝)
●3-4専大松戸(初戦敗退)

スコア的にはほとんど危なげなく勝ち抜いた。決勝以外は被安打の少ない試合が多く、投手層も厚い。夏向きのチームに仕上がっているように感じる。

専大松戸(千葉) 2年ぶり3回目

[千葉大会]
○10-1検見川(7回コールド)
○7-0市松戸(7回コールド)
○14-0我孫子(7回コールド)
○6-2幕張総合
○2-1拓大紅陵(延長12回タイブレーク)
○15-7志学館(7回コールド)
○8-7習志野

[選抜]
○3-0常葉大菊川
○6-4高知
●2-9広陵
[春季]
○3-1市松戸
○4-0千葉学芸
○5-4拓大紅陵
○8-0習志野
○10-0木更津総合(優勝)
○4-3浦和学院
○5-4相洋
●4-6健大高崎(準決勝)

習志野との決勝は9回サヨナラで決着。春夏連続出場で選抜では2勝して8強入り。夏の千葉勢も4大会連続で初戦突破中。

共栄学園(東東京) 初出場

[東東京大会]
○4-3青山
○7-2新宿
○4-2城東
○11-0文京(6回コールド)
○5-4岩倉
○12-6東亜学園

[春季]
○8-1小岩
○14-0大森
○15-8國學院久我山
●2-14日大三(4回戦)

大阪決勝のあと、おそらく全国の高校野球ファンが見守る中、49代表の最後の切符を東亜学園との激戦の末勝ち取った。近年の代表校、二松学舎大付が2回戦で、関東一が5回戦で敗れる波乱の大会を制した。

日大三(西東京) 2年連続19回目

[西東京大会]
○16-2国士館(5回コールド)
○10-0立川(6回コールド)
○7-4拓大一
○3-2駒大高(延長10回タイブレーク)
○14-4明大中野八王子(6回コールド)
○3-1日大鶴ヶ丘

[春季]
○11-1青山
○6-1実践学園
○14-2共栄学園
○9-3東京成徳大高
●1-4関東一(準決勝)

4月から監督交代も夏も強さを発揮して2年連続出場。2001年、2011年と2度の夏全国制覇経験のある日大三、昨夏は初戦敗退。新生・日大三高に期待。

慶応義塾(神奈川) 5年ぶり19回目

[春季]
○12-2白山(5回コールド)
○7-0津久井浜(7回コールド)
○10-0相模原(8回コールド)
○8-1市ヶ尾(7回コールド)
○7-2横浜創学館
○12-1東海大相模(6回コールド)
○6-5横浜

[選抜]
●1-2仙台育英
[春季]
○11-1菅
○6-1向上
○9-2藤嶺藤沢
○7-2横浜隼人
○11-0相洋(優勝)
●2-3木更津総合(初戦敗退)

9回に逆転本塁打で試合をひっくり返して横浜を降して春夏連続出場。選抜では初戦で仙台育英に惜敗した。東海大相模を圧倒するなど、高い総合力と厚い選手層で上位候補の1つとなりそう。

東海大甲府(山梨) 8年ぶり14回目

[山梨大会]
○10-0甲府一(6回コールド)
○10-3都留
○15-11青洲(延長10回タイブレーク)
○14-10甲府工
○6-2駿台甲府

[春季]
○10-0韮崎
○10-3山梨
○11-0日本航空
●1-8山梨学院(準決勝)

選抜優勝の山梨学院が準決勝で敗れ、その山梨学院を破った駿台甲府を決勝で降した。村中監督はこの夏限りでの退任。村中監督・最後の指揮にも注目。

東京学館新潟(新潟) 初出場

[新潟大会]
○9-1柏崎常盤・柏崎総合・久比岐(7回コールド)
○8-3新潟
○10-0小千谷(6回コールド)
○9-8日本文理
○6-0北越
○6-5中越

[春季]
○8-1新潟西
○9-0佐渡総合
○10-3新潟産大付
●5-6帝京長岡(準々決勝)

決勝は9回に逆転サヨナラ勝利、日本文理戦も9回サヨナラ勝利。新潟からの初出場は2008年の新潟県央工以来。夏の新潟勢は初戦4連敗中。連敗を止める事ができるか。

上田西(長野) 8年ぶり3回目

[長野大会]
○9-2伊那弥生ヶ丘(7回コールド)
○11-1岩村田(5回コールド)
○4-2塩尻志学館
○2-0東海大諏訪
○3-0ウェルネス長野
○7-6松商学園

[春季]
○4-3岩村田
○6-1小諸商
○6-1佐久長聖
○7-5屋代
○9-2ウェルネス長野
○4-0松本第一
○12-1松本国際(優勝)
●4-5遊学館(初戦敗退)

松商学園、佐久長聖の出場が多い長野から、上田西が3回目。2021年には選抜にも初出場しており、じわじわと出場回数を増やしてきている。

富山商(富山) 9年ぶり17回目

[富山大会]
○8-1砺波(8回コールド)
○3-1富山東
○6-0不二越工
○8-1高岡第一
○7-3富山北部

[春季]
○11-0砺波
○6-5富山南
○13-0砺波工
○7-0氷見
○3-1高岡第一
○2-1富山第一(優勝)
●1-4日本航空石川(初戦敗退)

5大会連続出場中だった高岡商が初戦で石動に敗れる中、今大会優勝候補の筆頭とされていた富山商が5試合を無失策で勝ち抜いた。高岡商は甲子園では直近2大会連続で二桁失点での大敗を喫していたが、富山商が連敗を止められるか。

星稜(石川) 2年連続22回目

[石川大会]
○7-2小松明峰
○13-0石川高専(5回コールド)
○11-4金沢商(7回コールド)
○6-5小松大谷
○6-5遊学館

[春季大会]
○12-2羽咋工
○11-3大聖寺
○5-1金沢桜丘
○13-10遊学館
○6-5日本航空石川(優勝)
○6-0丹生
○2-1帝京長岡
●3-7日本航空石川(準優勝)

春は県大会・北信越大会と優勝を争った日本航空石川が、準決勝で遊学館に敗退。遊学館にも競り勝った星稜が2年連続出場。昨年は選抜では2勝して8強も夏は初戦で愛工大名電に大敗しています。

北陸(福井) 7年ぶり4回目

[福井大会]
○5-4啓新
○9-0坂井
○5-2丹生
○6-5福井商

[選抜]
●1-4高知
[春季]
○9-2高志
○7-0敦賀工
●2-6福井商(準決勝)

4大会連続で夏を制していた敦賀気比が準々決勝で福井商にコールド負けし、その福井商に競り勝った北陸が優勝し、春夏連続出場。北陸は1992年夏には3勝して8強入りも、2016年夏、今春といずれも初戦敗退しています。

浜松開誠館(静岡) 初出場

[静岡大会]
○2-1沼津商
○4-1韮山
○4-0浜松商
○7-0掛川西(7回コールド)
○7-6藤枝明誠
○12-8東海大静岡翔洋

[春季]
○11-4遠江総合
○4-1浜名
○11-2沼津東
○7-2静岡市立
○4-3掛川西
●1-2加藤学園(準決勝)
●2-3常葉大菊川(3位決定戦)

大会を通して徐々に打線が上向いていった印象。準決勝は9回逆転サヨナラ勝利、決勝も両校計32安打の乱打戦を制して春夏通じての初出場。静岡勢は2020年の交流試合で加藤学園が勝利しているもののそれ以外では令和になって6戦6敗と未勝利。

愛工大名電(愛知) 3年連続15回目

[愛知大会]
○5-4大府
○3-0名城大付
○10-0愛知(5回コールド)
○10-0享栄(7回コールド)
○8-5中部大春日丘
○4-3中京大中京

[春季]
○7-0美和
○5-2愛産大工
○4-2享栄
●0-4至学館(準決勝)

初戦から難敵・大府との対戦で9回逆転勝利となったが、準々決勝では好投手・享栄の東松投手を攻略するなど伝統の夏の強さを発揮して3年連続の優勝。夏の甲子園は6大会連続で初戦敗退もあったが、昨夏は3勝して8強入りしています。

大垣日大(岐阜) 5年ぶり6回目

[岐阜大会]
○4-1富田
○16-1東濃実(5回コールド)
○9-0美濃加茂(7回コールド)
○5-4岐阜第一
○11-4帝京大可児(延長10回タイブレーク)
○4-3市岐阜商

[選抜]
●3-4沖縄尚学
[春季]
○7-0海津明誠
○8-1多治見工
○6-1中京
●0-1県岐阜商(準優勝)
●4-5加藤学園(初戦敗退)

準々決勝以降は接戦の連続だったが山田投手を中心に競り勝って春夏連続出場。今春は初戦で敗退。

いなべ総合(三重) 7年ぶり3回目

[三重大会]
○7-6鈴鹿
○9-0神村学園伊賀(7回コールド)
○7-0白山(8回コールド)
○9-4津田学園
○7-6宇治山田商

[春季]
○9-7桑名工
○8-7皇學館
○6-3海星
○7-4津商(優勝)
●1-5至学館(初戦敗退)

7年前と同じように春季大会を制した勢いを維持して夏も7年ぶりの出場。7年前は鶴岡東、山梨学院に勝利して3回戦まで進出しています。

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