【はなごと】私だけの着物
一昨年、
私は初めて、
自分の着物を仕立てました。
今日はそのお話です。
なぜ、着物のお話で、トップ画が帝国劇場の写真なのかは後ほど。
着物は数年前からたまに着ていたものの、
すべて、
母や叔母から譲り受けた物。
私が買った着物は、
着付練習用のプレタの単衣の着物
と
着付練習用のリーズナブルな夏用の名古屋帯
のみ。
そんなある日、
呉服店の店頭の隅っこに置かれていた反物。
加賀友禅の訪問着。
店員さん曰く、
「若い作家さんに作ってもらったもので、
普段はあまり取り扱いがない、珍しい物です。
若い作家さんなので、加賀友禅にしてはリーズナブルな品物ですよ。」
とのこと。
リーズナブルとはいえ、
加賀友禅の訪問着。
はっきり言って、
高価な品物です。
でも、
現代風に言うとくすみピンクで、
今の私も、
この先の歳を重ねた私も、
どちらも着られそうな色合い。
音符の柄があしらわれているけど、
上品な柄行き。
反物を当ててもらった瞬間、
「この着物を着て、
帝国劇場の赤いカーペットの上を歩いて、
ミュージカルを観ることができたら、
どんなに素敵だろう!!」
と思いました。
ただ、
その場で即決できる金額ではないので、
一旦保留。
しかし、
寝ても覚めてもその着物を忘れられず、
2日後には購入決定!
その後、私の唯一無二のお気に入りに着物になりました。
昨年、無事に帝国劇場でミュージカル観劇でき、
私の予想以上にマッチしていて、
とても幸せな気持ちになりました。
帝国劇場は来年で一旦一区切りですが、
少なくとももう一度(本当はもっと行きたい)は、
帝国劇場に行ける予定ですので、その着物を着ていければと思っています。
今から観劇が楽しみです!
ここでたたみます。
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