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HSPの私が小学生だった頃の話①

私が人とちょっと違うなと感じ始めたのは
小学校6年生の時でした。

元々、親の言いつけや学校の先生が決めたルールに従うのが自然にできてしまう、いわゆる「真面目で従順」な子供だったと思います。私の中ではごく自然にそれができてしまったので、できない子が不思議で仕方がありませんでした。

例えば避難訓練の時
「押さない、駆けない、喋らない」
という決まり事の下で動きましたよね。
私は避難するにあたってその決まり事の大切さを知っていましたし、それをなんの疑問を持たずに守れる子でした。
1番気がかりだったことは、約束を守らずにお喋りが絶えないクラスメイト。また、そういう時間に積極的に喋りかけてくるお友達。
担任の怒鳴り声。ステージ上に立つ校長先生から必ず出る文句「皆さんが静かになるまで5分掛かりました。」それを聞くのが毎回ストレスでした。

大人達が何を考えてるのか、感じているのか、どういう口出しをしたいのか、この瞬間に怒鳴るに違いないとか。そういった情報が空気で伝わるあの時間。私にとっては静かにすることが簡単なのに、なぜあの子達には難しいんだろう。私は怒鳴られるのがとても怖かったのです。みんな、大人から怒られることが、怒鳴られることが、叱られることが怖くないのだろうか、嫌ではないのだろうか。怖がってしまう私は子供らしくないのだろうか。こんな風に考えているのは私だけなのだろうか、それは同じ子供として変なのだろうか。ビクビクしている子は他にいないのだろうか。
避難訓練は色んなことを考えてしまう時間でした。もう、その場から避難したいぐらいでしたね(笑)

避難訓練だけではなく、学校集会や遠足、運動会、さらには卒業式まで、苦痛の時間が多々ありました。
きっと、子供の視点よりも、大人の視点寄りで考えてしまう、大人の気持ちを優先してしまう子だったんですね。

そんな小学校時代でしたが、未だに心に引っかかって離れない強烈な出来事があります。

それはまた次回のお話。

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