【警察エッセイ】ブドウ嫌いの警察官
ハイどうもぉ。
皆さんの心の中の師範代。
元警察官の花山烏一です。
皆さん、武道や格闘技の経験はありますかい?
『ストリート武闘家とは俺のコトよ、この野郎。』というツッコミは置いておいて、花山は24時間365日血が滾っている狂戦士みたいな人間なんだけども、23歳になるまで全く武道の経験がなかったのね。
ステゴロだけを頼りに喧嘩最強番付のトップに君臨していたワケでもなければ、ブレイキングダウンさながらに拳一本で銭を稼ぐファイターをしていたワケでもなくて、ただ脳内でシミュレーションを重ねていただけの野郎。
いわゆる、ただの末期厨二病患者。
とはいっても、顔の割には体格がそこそこよくて、中学3年生の時点で身長は180センチを超えていて、見た目だけはそこそこ闘えそうな感じだったんだけども、いかんせん身体が武道•格闘技に向いてなかったのか、ナチュラルボーンのチキン心臓がそうさせたのか、圧倒的体格差の相手でもちゃんと負ける雑魚木偶の坊だったんよね。
まぁ、大学まではずっと球技をしたいたモンだから、特段それで困るという事もなかったんだけども、とある時期から自分が弱すぎて困るという事になったのね。
それは、警察官になってから。
■ブドウ嫌いの警察官
言わずもがなだとは思うけども、警察官になると必ず武道はやらなければならないモノなんよね。つまり、警察官にとって武道は仕事みたいなモンなのよ。
武道といっても柔道か剣道のどちらかを選ぶ事になるんだけども、花山は柔道を選んだのね。理由は大した事ない理由で、柔道の方が安上がりだったから。柔道は基本的に道着だけで済むけども、剣道だと竹刀や防具が必要となるから数万ぐらい費用に差があったんよね。だから、銭ゲバ花山はこんな所で無駄銭を使いたくねぇと思って迷う事なく柔道を選択したんよ。これが後の大失敗になるとはこの時は思いもよらなかったんだけどね。
基本的には、ほとんどの警察官が武道未経験で入って来るんだけども、中にはほぼ武道採用みたいなカタチで全国レベルで戦っていた人や地元では有名な人もいたりして、公務員のくせにバリバリの武道忖度採用を警察はしやがっているんよね。だから、最初のころは師範からはもちろん経験者の同期からも教わるんだけど、まぁタチの悪い事にこれでもかってくらい上から目線で指導してくるんよね。
花山は警察学校に柔道をしに来たんじゃなくて警察官になる為に来たのであって、まるで柔道が弱い事が警察官に向いてないみたいなニュアンスで教えてくるんよね。
そんでもって、コレは後々になって分かった事なんだけども、ほとんどの武道だけやっていた警察官達は警察の本業の方の仕事が全くというほど能無しの奴らばっかなんよね。どれくらい能無しかっていうと被害届もまともに書けないレベル。一般社会でいうと、取引先相手にまともなメールも送れないレベル。『そんな人を警察官って呼んでもいいんかい。』って花山は思ったね。つまり、それだけ武道が強い人の権力が警察内では強いんよ。
おっと、いけねぇ。愚痴が止まんなかったぜ。
だから、花山は所属していた都道府県警内でも最弱を争うド底辺野郎だったんだけども、武道が強いだけで偉そうにしている人達にだけは警察の本業で負けねぇって強い気持ちで仕事をしていたんよね。
そんでもって、なんで安易に柔道を選んだ事が大失敗だったかというと、柔道にしろ剣道にしろ必ず初段までは取らないと警察って駄目なんよね。柔道を選んだのが失敗だったのは、物凄く単純なハナシで剣道の方が柔道より簡単に初段が取れる仕組みだったのね。花山は柔道を選んでしまったばかりに休みの日も柔道をする為に遠出をした事があったから、ちょっと多めに銭を出したとしても剣道にしとけばよかったなと後悔。
まぁ、結果的に初段も取れたから終わり良ければすべて良しだったんだけどもね。
■まとめ
ここまで読まれた方なら薄々お気付きかもしれないけども、花山は大の武道嫌い。ただ、単純に武道が嫌いというわけじゃなくて、武道を教える人達のあのなんともいえないマウントを取ってくる感じが好きじゃなかったんよね。
教えてくれる事はもちろんありがたいんだけども、一応初心者なんだからそこら辺は考慮して欲しいじゃん。そりゃ、中には初心者でも上手にこなせる人はいるけども、皆んなが皆すぐに出来る様になるワケじゃなじゃん。花山は警察学校時代に柔道が嫌すぎて、前日とかに結構塞ぎ込んでいた根暗君だったんよね。
まぁ、そんなんでも黒帯は取れたから、システムとしてはしっかりしていたのかなと今となっては思う。
今回は以上となります。
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