【警察エッセイ】警察官のジレンマ

ハイどうもぉ。
皆さんの心の中の不動心。
元警察官の花山烏一はなやまけいいちです。

皆さん、即行動は出来ていますかい？

『早く動き過ぎて誰もついて来れねぇから誰か俺の事を止めてくれよって感じだ、この野郎。』というツッコミは置いておいて、どんな事でもすぐに行動を起こせるのは良い事だよね。

成功する秘訣は行動する事とかはよく言われたりもするけども、よくよく考えれば当然で、行動しなきゃ成功も失敗もしないもんね。ただ、その行動も遅過ぎても成功からは遠くなってしまうから、可能な限り早く行動する事が必要だよね。

花山も頭で思いついた事で、今すぐに実践可能な事は出来る限り行動する様にはしているけども、実際のところ、後回しにしちゃう事もあったりするんよね。疲れていたり他にしたい事があったりして、後回しで良いかと思ったらそこで試合終了なんよね。

と言っても、花山的には何でもかんでも早く動けば良いってワケでもないと思っていて、物事によったら敢えて後で動いてみるのも有りな事ってあると思うんよ。

少しニュアンスが変わるけども、警察ってよく『警察は何か起きてからしか動かない。』って言われるのね。

ご尤もな意見でぱぁの音、いや、ぐぅの音も出ないんだけども、元警察官の立場から言わせてもらうと、何かあってからしか『動かない』じゃなくて、何かあってからしか『動けない』んだよね。

■警察官のジレンマ

『お前らは何か起きてからしか動かないんだな。』

これは全国津々浦々の警察官が一度は言われる言葉で、花山も何回も言われた事があるんよね。非情にもどかしかったね。

公務員の方や経験がある人は分かると思うけども、公務員の業務は全て法律に基づいて行われるんよね。コレが民間企業と比べて公務員が融通が利かないとか柔軟性がないとか言われる所以なんだけども、もちろん、公務員の中にも柔軟な人はいるし、民間企業に行った方が輝けるんじゃないかなって人もいるんよね。

決して公務員擁護をするワケじゃないんだけども、公務員も法律の中でしか行動出来ない事にジレンマを感じている人は多いんよね。

逆を言えば、公務員が法律を超えて職務を執行出来てしまうと、あまりよくないと言うか、公権力が歪なカタチで増大して、一般市民の権利とかが侵される様な世界にもなってしまうと思うんよね。

■まとめ

花山は割りかし現代になって警察官になったから昔の事はあんまり詳しくはないけども、警察組織も昔に比べたら対応する事案は増えたと言うか、基本的には何もせずに突っぱねる事はしなくなったらしいのよね。

警察が深く介入出来るかどうかは内容によりけりなんだけども、今の警察は過去の不祥事を踏まえて、取り敢えず対応するスタンスでいるんよ。正直、そんな事まで警察が介入しないとアカンのかって思った事もあったんよね。警察が介入しようのない事まで対応している事で、現場はパンク状態なんよ。

じゃあ、余程の事がなければ警察に言うなって話しかというとそういうワケじゃなくて、困った時は警察に頼るべきなんだけども、頭の片隅に入れておいてほしいのが、警察が何でも解決してくれるワケじゃない事。

大した仕事をしない警察官もいるけども、多くの警察官は出来る最大限の事は尽くそうとしているんよね。そんな時に、自分の思った様な事にならなかったからと言って、警察に矛先を向ける人もいるんよ。

警察官はヒーローにはなれるけど神様にはなれないんよ。

今回は以上となります。
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そんじゃ待ったねぇ。