【警察エッセイ】サービスは育てるモノ
ハイどうもぉ。
皆さんの心の中のお客様は神様。
元警察官の花山烏一です。
皆さん、お客様を神様の様に接していますかい?
『無宗教だから接してねぇよ、この野郎。』というツッコミは置いておいて、神様とまではいかないけども、お客と呼べる人を相手にしている仕事だとそれなりの対応をするのが一般的だよね。
『お客様は神様』というのは語り継がれて来た言葉だとは思うけども、その神様達もやりたい放題やり過ぎたせいか、昨今ではカスハラ対策として、お客だから何を言ってもいいみたいな文化に風穴を開ける雰囲気が定着し始めて来たよね。
ジャーナリズム溢れる皆さんならニュースを見てご存知だろうけども、最近では様々な企業が迷惑電話とかに対して厳しく対応する様な施策を打ち出し始めて、クソ客に対しては『コッチもヤる時はヤるかんな。』という感じだよね。
実に素晴らしい施策だと思う。
まず企業側に文句を言うのはスーパーナンセンスなハナシで、我々は企業の血の滲む様な努力によって生み出された商品やサービスを使わせてもらえる立場なんだから、口を開けば文句ばかり言う脱糞野郎はトイレに吸い込まれればいいし、お店の店員さんとかに平然と文句を言うお漏らし野郎もトイレに流せれればいいんだよね。
中には『俺が言う事でサービスの質が上がっているんだ。』とイミフ発言をする奴もいるけども、逆なんだよね。
カスハラはサービスの質をグッと下げるんよ。
■サービスは育てるモノ
花山は過去に警察官という仕事をしていたんだけども、昨今は警察も一般企業の方みたいにそれなりの対応を相手にしないと非難の大野・櫻井・松本・二宮・相葉に晒されるんよ。
もちろん、犯罪者にはゴリッといくんだけども、いわゆる犯罪者と通常人の間にいる様なグレーゾーンの奴らが厄介なんだよね。
犯罪はしていないんだけども、警察サイドとしては犯罪者並に厄介な人達がいて、通報マニアや税金泥棒と言いたいマンとかが該当するんよ。
通報マニアの中にも様々なタイプがいて、ただ単に通報をするだけの人もいれば、通報を入れて警察を待ち構えている人がいるんよ。その人達は警察よりも警察が似合うくらい正義感溢れる人達で、警察官が現場に着くと一言目には『来るのが遅い。』と警察幹部みたいな事を言うし、二言目には『俺はずっとこの街を見ている。』とそんな暇があるなら働けと思わされる言葉をいただけるのね。
一方で、税金泥棒と言いたいマンの人達は警察を見つけたら止めたくて仕方がないらしくて、頼んでもないのにコチラに寄って来て開口一番で『おい。ちゃんと働いているんか。』とテメェは警察がパトカーでドライブでもしていると思ってんのかと言いたくなる様な言葉を投げ掛けて来るのね。そんで立ち去り際のお決まり文句で『俺達の税金で生きてんだからちゃんと働けよ。』とテメェの納税額じゃ警察学校生一人の給料も払えねぇよと胸倉を掴みたくなる様な言葉を吐き捨てていくんよ。
まぁ、長々と文句を垂れていたけども、結局何が言いたいかと言うと、警察はこういった人達を相手にするのに辟易としているのね。こういった人達はコチラの事情なんかお構いなしに通報を入れて来たり、足を止めされるのね。コレってつまり警察としてのサービスの質の低下なんよね。
緊急でもないのに通報を入れられると数人の警察官はそちらにリソースを割かれるし、パトロール中に十数分も足止めを喰らったらパトロールの意味がないんよね。それでも、警察相手にカスハラをしてくる人達は自分達が警察に言いたい事を言うのが役に立つと本気で思っているんよ。
もちろん、警察が悪い事をしていたら糾弾して言うべき事は言うべきなんだけども、本気でサービスの質を向上させたいのなら文句を言うだけじゃ駄目で、具体的な事を言って、改善と言うよりかは育てていかなアカンのよね。
『こうしろ。』という意見より『こうしてくれると助かります。』って言われた方が受け取り側としても聞き入れやすいじゃない。サービスの利用者がそういった意識で意見を言えたら、カスハラなんてモノは消滅するし、サービスの質もより上がると思うんよね。
まぁ、カスハラしている人はカスハラをしている意識がないから難儀な事ではあるんだけどもね。
■まとめ
カスハラな対してやっと厳しくなる様な時代になりつつあるけども、それでもまだまだ根絶とは程遠い感じよね。
花山からするとサッサとこの世からエスケープしてほしいんだけども、まぁ、カスハラは文化が生んだガンだよね。
サービスを提供してくれる人達がいるから利用出来る事を理解していたら、カスハラなんて起きないと思うんだよね。
今回は以上となります。
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そんじゃ待ったねぇ。