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【警察エッセイ】構うな届け出ろ

ハイどうもぉ。
皆さんの心の中の事故捜査係。
元警察官の花山烏一はなやまけいいちです。

皆さん、交通事故に遭っていますかい?

『そんなポップに事故に遭ったかどうかを聞いてくるんじゃねぇよ、この野郎。』というツッコミは置いておいて、自動車大国である我々の国こと日本は交通事故が多い国だよね。

あんまり数字で表したくはないんだけども、全国の交通事故件数はここ数年は300,000件ほどで、その内毎年2,700人前後の方が事故でお亡くなりになられているんよ。

年間300,000件だとだいたい一日で8〜9件はどこかで起こっているんよね。

軽い交通事故から重い交通事故まで色んな交通事故が発生しているんだけども、交通事故に関して意外と多くの人が知らない事があるんだなと最近知ったのね。

それは交通事故の届け出義務について。

今回はそんなちゃんと報告しようなハナシ。


■構うな届け出ろ

交通事故を経験した事がある方なら分かると思うけども、交通事故が起きた場合には必ず警察官が現場まで出向するんよね。

警察官は通報を受けて現場まで行くんだけども、これはちゃんと法律で定められていて、道路交通法の第72条に記載されているんよ。

どれだけ軽い交通事故だろうが交通事故の当事者には通報をする義務があるんだけども、この当事者って交通事故を起こした第一当事者(交通事故を起こした原因を一番有する人)だけじゃなくて、いわゆる事故を喰らった側も含まれるのね。

というのも、交通事故について便宜的ではあるもののどちらの責任が重いかを決めるのは警察官なのね。

保険会社が決める過失割合とはまた別個のハナシで、警察は警察で交通事故の当事者からの聴取やドライブレコーダーの確認などで、どちらが第一当事者かを決めるのね。

だから、例え追突事故とかなんて基本的には追突した側が悪いのは一目瞭然なんだけども、あくまで発生した時点でどちらが悪いかは決まってないから交通事故の当事者全員に通報の義務があるんよね。

それに加えて、いわゆる加害者側が意識を失っている可能性もあるから、そういった時には被害者側が通報するしかないんよね。

実際に取り締まられるかは置いておいて、極めて軽微な交通事故だと双方の判断で警察に届け出しない場合もあるんだけども、コレをしちゃうと本来なら被害者の立場になれるのに届け出をしなかったばかりに違法な立場になってしまうんよ。

だから、どんなに軽微な交通事故であったとしても相手が通報なんかしなくてもいいよと言ったとしても、交通事故の届け出は絶対にしてほしいんよね。

法律を守るって事は加害者の立場だろうが被害者の立場だろうが皆さんを可能な限り守ってくれる事なんよね。

■まとめ

交通事故に関して、極めて利己的な主観の持ち主がまぁまぁいるって事を皆さんに覚えておいてほしい。

実際に交通事故を受けた側なのに相手がクソみたいなチンピラ風情の人で威圧されてしまったが故に警察に届け出をしなかったり、負傷していたにも関わらず警察官にその旨を言えなかったってケースは多々あるんよね。

元警察官としてのアドバイスは、交通事故の現場ではありのままを話してもらえれば良いんよね。

必要以上の事を言うのは後々のトラブルになるし、逆に言わなさ過ぎるのも警察側としては、そんな事は現場で言ってよとなるんよ。

まぁ、そもそも交通事故に遭わない様に安全運転をする日々の心掛けが何よりも大事だと思うんよね。

今回は以上となります。
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花山 烏一/ハナヤマ ケーイチ
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