見出し画像

【警察エッセイ】正義の失墜

ハイどうもぉ。
皆さんの心の中のトリックスター。
元警察官の花山烏一はなやまけいいちです。

皆さん、正直な気持ちで生きていますかい?

『人をいきなり嘘つき呼ばわりすんじゃねぇよ、この野郎。』というツッコミは置いておいて、人間なら誰しも嘘を付いた経験はあると思うんよ。

花山は致命的になる嘘を付いた事はないけども、小刻みにウソを付いて『お前は一匹狼少年だな。』と聞いた事がない言葉を言われて傷付いた事があるんよ。

そんな一匹狼少年な花山だけども、かつては警察官という職業をしていたのね。そんで、警察官と言えばとある言葉を思い付く人もいると思う。

『冤罪』。

今回はそんなあってはならないハナシ。


■正義の失墜

現代では数は減ったけども、全国的に冤罪・捏造事件は発生しているんよね。

警察史の歴史を詳しく知らないけども、現代と比べると過去の警察組織は多くの冤罪・捏造事件を発生させていたと思う。何十年も刑務所に入れられたり、死刑囚として世に晒されてしまった人達が真犯人じゃなく冤罪によって罪を被せられていたとして、大々的に報道された事は皆さんも知っているかと思う。

なぜ冤罪・捏造が発生するのか?


①驕り
警察が取り扱う事件は何一つとして同じモノはないんだけども、花山が現職時代に感じていた事として、犯罪ごとや被疑者ごとに傾向は見えてくるんよね。

警察は多忙な職業で、特に刑事課とかの捜査部門になると、いくつもの事件を抱えながら容赦なくやってくる事件に対応しないとアカンのね。そういった過酷な状況で、それまでの捜査経験から、綿密な捜査をせずに事件捜査を進めてしまう事がないとは正直言い切れんのよ。

そんな経験から生まれる驕りが冤罪を生み出す要因になる事もあると思う。


②圧力
都市伝説レベルで聞いてもらえればいいんだけども、事件によっては上から『必ず犯人を挙げろ。』と圧力が掛かる事も要因の一つかもしれないんよね。

にも関わらず、犯人を挙げる事が出来なくて未解決事件になってしまったら、担当者の今後の出世街道に翳りが生じる様な雰囲気もあったと思う。 

そういった状況が強引な捜査を助長してしまい、ほんのわずかな容疑だけで犯人と決めつけてしまって、その人を犯人とする為の捜査しかしないという事件がおそらくいくつもあったと思う。


③見栄
大きな事件を担当して解決すると警察内でも評価は上がるし名声も得られるのね。

警察官だって制服を脱げば一人の人間だから、様々なタイプの人間がいるんよ。ほとんどの警察官は真面目に職務を全うする人なんだけども、察官としては必要以上に承認欲求を持っている人もいるんよね。

その人達にとって大きな事件を解決することや解決した事件数が多いという事は名声を得られる大切な事になってしまうんだと思う。


当たり前だけども、ある人物を犯人と断定する為にはその人物が100%犯人であると言えなければ犯人としてはアカンのよね。

それほどまでに警察官の仕事は確実性が求められるんよ。

逆を言えば、警察の仕事はある人物が犯人である確率を100%にしていく事でもあるんよね。当然その過程では少しの妥協も許されないし、1%でも満たなければその人が犯人であるとは言えないんよね。

ぶっちゃけ大変。

警察官自身が事件の一部始終を見ていたら楽勝だけども、自分が全く知らないところで発生した犯罪について、聞き込みや防犯カメラ映像の精査とかの手段を駆使して捜査していかないとアカンのよね。まして、その事件一つだけに集中出来ればまだマシで、そんな事を世の悪人達は許してくれないから、別で発生した事件にも集中をしないとアカンのよ。

花山は退職した身だから好き勝手な事を言えるけども、現職の時は諦めて逃げ出したくなる様な時が正直あったんよね。適当な事は出来ないから職務を全うしようとしていたけども、限られた時間で精度の高い仕事をしないといけないのは想像以上の重圧だったね。

それでも、『困った人が目の前にいるのにお前はそこで手を抜けるのか?』と言い聞かして自分を奮い立たせていたんよ。

■まとめ

残念な事に今でも毎年の様に警察の冤罪・捏造事件が発生しているんよね。

ダメな事なんだけども、捜査の段階でこの人物が犯人である可能性が高いという状態になった時に犯人だと決めつけて捜査したら、楽いう気持ちは分かるんよね。だけども、警察が警察として世に認められているのは『信用』という要素がほとんどのパーセンテージを占めていると花山は思うんよ。

『警察官だから大丈夫。』と思って警察官に頼る方が大半だけども、警察が当たり前の様に冤罪・捏造事件とかの不祥事を起こしていたら信用もへったくれもない世の中だよね。

今回は以上となります。
記事のサポートをしていただけますと今後の活動の原動力になりますので何卒よろしくお願いします。
コメント欄に感想•質問をしていただけると嬉しいです。
そんじゃ待ったねぇ。

サポートよろしくお願いします👐 今後の活動に大変なパワーとなりますのでよろしくお願いします🙏 一緒に伝説を創っていきましょう👊