【警察エッセイ】深夜のオーケストラ

ハイどうもぉ。
皆さんの心の中の爆音いびき野郎。
元警察官の花山烏一はなやまけいいちです。

皆さん、いびきはうるさいですか？

『寝てる時の事なんか分かるワケねぇだろ、この野郎。』というツッコミは置いておいて、いびきが爆音だったり寝相が劇団四季なおネンネ野郎な人は沢山いるかと思う。

かくいう花山も歯ぎしりが災害レベルで嫁に就寝中にフルボッコにされているらしいんだけども、なかなか寝ている時の事だから自意識出来ない分、改善に及ぶ事も少ないかと思う。

いびきがうるさくて夫婦やカップルなのにイチャイチャ、ヌチュヌチュ、ピチャピチャと一緒に寝られないって人達も多いかと思うけども、度が過ぎたいびき持ちのお方は恥ずかしがらずに睡眠外来？(そんなんあるか分からんけども)みたいなのを受診してみてみるのもエエかもしれんね。

とは言えども、夫婦やカップルなら相手の事を思っていびきがうるせぇと伝えられるかもしれんけども、その他の人だと伝えづらさが半端ねぇよね。　　　　　

花山は警察官を5年間ほどやっていたんだけども、その大半を夜勤勤務従事者としてやっていたのね。だから、寝る時は隣や四方八方におじさん達が寝ていた環境だったのね。

いたいけな青年がくたびれきったおじさん達に囲まれて寝なきゃいけない環境。想像しただけでも、哀れみを覚えるでしょ？

■深夜のオーケストラ

なんか花山らしからぬオシャンティなタイトルを付けちゃっているけども、おじさん達に囲まれながら寝る寝室はさながらオーケストラが奏でられている会場なんよね。

オリジナリティ溢れるいびきは聴いている者を(眠れない恐怖で)震わせるほど耽美なメロディであり、お互いのコンビネーションが抜群で重なり合ったハーモニーは二度と聴けない(聴きたくない)モノなんよね。

優秀な演奏者はオーケストラならずともソロの腕前も凄くて、世の中の全ての音は自分のいびきの引き立て役でしないと言わんばかりの力強いメロディなのね。

素晴らしい音楽会というモノは演奏者だけで成り立つモノではなく、聴衆にも聴く能力というモノが求められるのよね。

警察の世界というこの世のどん底みたいな世界において、寝室という音楽会場を癒しの空間にする為には、演奏者と聴衆の(歪な)協力体制が必要不可欠なのね。だから、花山は(反旗を翻せない)聴衆として(くたびれたおじさん達の)演奏者によるいびきを(耐え忍んで)聴いてきたんよ。

まぁ、何を言いたいかって言うと、深夜職の人達は睡眠ガチャに悩まされる事があるって事。

■まとめ

いびきがうるせぇというハナシだったけども、警察の睡眠環境は劣悪なんよ。全都道府県警がどうかは分からないけども、花山が所属していた都道府県警は布団のシーツ交換が季節関係なく一週間に一度だけで、つまりは最悪の場合、自分が今から寝る布団には6人分のおじさんあるいは生気あふれる若人達の汗がビッシリと染み込んでいるんよね。

聞いただけでもゾッとするでしょ？

でも、警察官はそんな事が頭から吹っ飛ぶほど疲れ切って寝る事になるから、6人のおじさんに包まれながらスヤスヤと眠りに就くのね。

もう一度、同じ環境で寝ろと言われたら絶対に寝たくないし、眠りを妨害される様なおじさん達のいびきとおさらば出来て清々してるんよ。

奥さんや彼女さんからいびきがうるさいとか枕が臭いとか言われている野郎共は末永い幸せの為にも改善していかなアカンなと思うんよね。

今回は以上となります。
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そんじゃ待ったねぇ。