【警察エッセイ】安定の中の不安定

ハイどうもぉ。
皆さんの心の中の平行棒。
元警察官の花山烏一はなやまけいいちです。

皆さん、安定していますかい？

『毎日毎日グラグラと不安定な日常を送っているぜ、この野郎。』というツッコミは置いておいて、多くの人が安定した生活を送りたいと思っているかと思う。

日本に住んでいるとなかなか体験出来ない事ではあるけども、海外の発展途上国とかでは今日食べるご飯もままならない状況なのが普通な国もあるよね。そういう面では色々と言われてはいるけども、日本という国は安定した国だと思うし、この国で生きている我々も安定してこそ人生と思うモンよね。

私生活だけじゃなくて仕事でも安定したいと思っている人が大半だと思う。

今月の給料がちゃんと貰えるか分からないところで働くよりかは、毎月一定の給料が貰える方が安心感がダンチよね。安定した仕事代名詞といえば公務員が思い浮かぶ人もいるかと思うけども、花山的には案外そんな事もないなと思っているんよね。

特に警察官の仕事は安定とは言い難いなとも思うんよね。

今回はそんな不安定なハナシ。

■安定の中の不安定

警察に限らず公務員が安定しているのは間違いない事だと思う。

どんだけ不況になろうが給料は減ったとしてま解雇される事はないし、なんだかんだ福利厚生が手厚いから公務員を生業として生きていく以上は安定しているんよね。ただ、安定って給料や福利厚生もそうだけども、仕事内容も相まっての事だと思うのね。

例えばだけどさ、給料はそこそこ貰えて福利厚生も手厚いけども、毎日家に帰れるかどうか分からない仕事って安定した仕事だと思う？

警察の仕事ってまさにそんな感じで、夜中だろうが休日だろうが当たり前の様に呼び出しは喰らうし、相手にする人達も安定とは程遠い人達だから、警察官という名前だけ見たら安定していると思うけども、やっている本人達は不安定に陥っているケースが多いのね。

それでも急にクビになったりボーナスをカットされたりしないから良いじゃないかと思われるかもしれんけども、公務員だって何かやらかせば処分なり免職になる事もあるし、ボーナスだって貰えん事はないけども減らされる時もあるんよ。

そんで公務員って確かに安定志向の人が多いから、いざ不安定になった時に弱かったり、そもそも不安定になっている事に気付かずに潰れちゃう事もあるんよね。

そもそもだけども、警察官の仕事が安定している様に見える人ってどれくらいおるんかな？

あんな真夜中に酔っ払い保護したり、何日も寝ずに張り込みしたり、平気で人を殺しちゃう様な人の取調べをしたりする様な仕事を安定した仕事だと思うのなら、少し認識は変えた方がいいかもしれない。

公務員が安定なんて社会はとうに過ぎ去って、今は安定の中に隠れた不安定をどう対処していくかが公務員の現状なんよね。

■まとめ

安定した生活を送りたい一方で、不安定な場所で安定的な生活を確立させられんかなと思ったりするんよね。

スケールが大きなハナシにななるけども、大谷翔平の事を不安定な生活を送っているなと思う人って多分いないじゃない。プロ野球という結果が出なければクビになる様な不安定な世界でアレだけ活躍していたら、不安定どころか安定しているなと思うんよね。結果さえ出せば安定する世界にいるのは、結果を出す事に集中している事だから、精神的には安定しているのかなとも思うのね。

要は安定と不安定のバランスが大事なんだと思うんよ。

今回は以上となります。
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そんじゃ待ったねぇ。