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【警察エッセイ】無情な時の流れ

ハイどうもぉ。
皆さんの心の中のカメラマン。
元警察官の花山烏一はなやまけいいちです。

皆さん、写真は撮っていますかい?

『あんな写真やこんな写真まで色々とパシャパシャしてんよ、この野郎。』というツッコミは置いておいて、数十年前に携帯電話という文明の機器が爆誕した事で、誰でも気軽に写真を撮る事が出来る様になったけども、ぶっちゃけガラケーの写真のクオリティってお世辞にもキレイじゃなかったじゃない?

一応、花山もギリギリガラケー世代で、当時は高校生で充電を1週間に1回しかしないほど携帯電話を使いこなせていなかったんだけども、今思うとガラケーの電池持ちってめっちゃ良かったよね。だけども、米の国から『あいふぉん』なるサイバー黒船が来航した事でそのスペックの高さから、あらゆるガラケー達をぶち抜いて圧倒的環境トップのTier1へと君臨してしまったよね。花山は今はアンドロイドを使っているんだけども、やっぱiPhoneの写真の精度は半端なかったね。

マジで精度が高すぎてビリビリにビビったし、見たくないモノまで見えちゃう次第。毛穴、くすみ、ムダ毛とかの見られたくない恥部をね。

花山は警察官をしていた時に仕事上一眼レフのカメラを使っていたんだけども、今のスマホのカメラは一眼レフカメラに全く負けていないレベル。そんなこんなで、現代において写真を撮るという事は誰でも出来て、かつ、雑に撮っても凄いクオリティの写真が撮れる時代だけども、皆さんは普段どんな写真を撮ってる?

花山は被写体がいない寒い生活を送っているモンだから、写真フォルダがすっからかんのカンピーなんだけども、カッコ良い写真を撮るのも良し、おもしろ写真を取るのも良し、その一瞬でしか表現出来ない状態を残せるのが写真のいいところだと思うんよね。

でも、世の中には一発撮りでやらなきゃいけない写真って何個か存在するじゃん?例えば、証明写真、運転免許証の写真、集合写真などなど。そんな写真がちょっと残念に写ってたりすると激萎えポヨヨンぴえん侍じゃん?

もう一度撮り直したくても、証明写真とかなら課金すればやり直しが出来るけども、運転免許証とかの写真だと完成するまでどんな写真か分からないし、完成後に撮り直したいと言っても無理じゃない。まぁ、あれはあれで、場を盛り上げる為の面白写真としての活路を見出す事も出来るっちゃ出来るけども、どうせならパリッとキレイに写りたいモンだよね。

そんな写真についてなんだけども、警察の世界にも一発しか撮る事が許されていない写真があるんよ。

その写真は警察手帳の写真なんよね。


■無情な時の流れ

警察官であれば誰でも装備している手帳こと警察手帳。

その中には金ピカに輝かく誇り高い旭日章と顔・階級・氏名が載っている写真が入っているのね。警察手帳の存在は知っていても、その中まで見た事がある方は案外少ないんじゃないかな?

と言うのも、警察サイドからしても警察手帳をちゃんと見せる機会って思っているより少ないんよね。警察手帳を提示する機会はそこそこあるんだけども、それを相手にマジマジと見せる機会はそんなにないんよね。

なんでかって言うと、しょうもない理由なんだけども、恥ずいんよ。だって、警察手帳の写真がカッコ良く写っている人を花山は見た事がないんよね。いや、カッコ良くなくてブサイクに写っているならまだ良いんよ。写っている写真が警察官というよりかは犯罪者みたいにもれなく写ってしまうケースが多々あるんよね。

あと、警察手帳の中の写真って基本的には階級が変わったタイミングでしか更新をしないんよ。もしかしたら例外的に何十年も同じ写真だったら撮り直すのかもしれないけども、ほとんどの警察官は階級が上がるかまたは下がったタイミングでしか写真を撮り直さないのね。

これが何を意味するか分かる?

現代では誰でも簡単に撮った写真を加工する事が出来て、それが詐欺写真みたいだと非難される事があるけども、そんな可愛いハナシじゃないんよ。

若い頃に階級を上げて、そのままずっとそのままの階級で居続けたらどうなると思う?

『誰この人?』ってなってしまうんよ。

警察手帳とその警察手帳を見せてきてる警察官のあまりの変わり様に見せられた人は『別人やんけ。』『普段は取り締まっている側の警察が詐欺ってますやん。』『ホンマにいつのどこの誰の写真やねん。』ってなるはず。

だから、あんまり部外の人には見せたくないんよね。

目の前にいる警察官と警察手帳の警察官が別人過ぎるが故に、見比べさせられた人も『え?どなた?』ってなる事間違いなし。

花山ですら最初に撮った写真と辞める時の感じが全く違ったんだから、それが数十年にも期間が伸びるとそれは取り返しの付かない時の流れの無情さを教えてくれるんよね。

■まとめ

花山は昔から本当に写真を撮る機会がなくて、その理由が『記憶にも残らないならその場面は自分にとって大した事じゃないんだ。』と偉そうに能書きを垂れていたという激イタだったからなんよね。今思い返すとイタ過ぎて、ロキソニンを処方してもらわないとアカンぐらいイタい思い出なんだけどね。だから、マジで写真を撮っておいた方が良かったなと今でも思うんよね。

過去は振り返ってもしゃあないて言うけども、なんだかんだ昔の写真を見返すとおもろいもんね。

撮ったその時はその写真をいつ見返すかまでは考えていないから、エモい風に撮ったり、キモスみたいに撮ったりとその写真を誰かと見返す事でその場が盛り上がるし、お互いに過去をそんなに知らない間柄であったとしても、その写真から当時の雰囲気を汲み取る事は出来るじゃん?

結局、写真にはその人の『人間』が表れるから、花山は意外にも昔の写真を見返すのが好きだったりするのね。

皆さんも、いつか見返した時に馬鹿みたいに笑えるのを信じて、今その瞬間しかいない自分や周りをフレームの中に収めてはいかがかい?

今回は以上となります。
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