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久々に夫に受賞作を読んでもらって感想をもらった。

タイトル通り。

6年ほど前に公募に本腰を入れ始めたころは、応募する前に夫に応募作を読んでもらっていた。その頃は短編小説の公募ばかりに応募していたので、読んでほしい、と頼みやすかったというのもある。

しかし、夫が読んでそのあとでアドバイスをもらうまで応募ができないし、夫の時間も削ることになってしまうので、読んでもらうのはやめた。

その代わりに、アイデアが浮かぶと夫に話して、「こういうのどうかな?」と聞くようになっていた。それなら夫の時間も割かないし、口頭だけで伝え合えるし良いことだらけ。

私がそこまで夫を頼りにしているのは、夫がかなり本を読む人だからである。根底はSF作品好きだが、ラノベ、漫画と恐ろしいほどの数の本が家にはあり、それらはほぼ夫が読んだものだ。

しかも、夫はアニメもゲームも好きなので、私より何倍もエンタメに詳しい。そういう人の意見は私には必要だった。

だけど、短編ならともかく中編、長編になるとなかなか気軽に読んでほしいとも言えないし、私も自己判断でどんどん応募していき落選したら次に行けばいい、というスタンスになってからは、夫に自作を読んでもらうことがなくなった。

正直に言うと、夫が私の応募作を読まなくなった一番の理由は、私が書く小説がおもしろくないからである。

夫はそんなにハッキリ言っていないけれど、「うーーーーーん。これはもう少し考え直したほうがいいんじゃない?」とか「ツッコミどころ満載だなあ」と、読んでもらっていたころは、そういう感想が多かった。

夫もそんな感想を私に伝えるのが胸が痛いと言っていたし、私もやっぱりショックだから、読んでもらうのをやめたのだ。

そういうわけで、応募作も結果が出た過去作も夫に読んでもらうことはなくなったものの、設定やアイデアを私が伝えてジャッジしてもらうことだけはしていた。

そして、ポプラキミノベル小説大賞で大賞をもらった「成仏しましょう!」も、まあいずれは……書籍化したら読んでくれるかなーくらいに思っていたのだが。

先週くらいだろうか。いきなり夫が「読んだよ。よくまとまってて面白かった」と言った。「成仏しましょう!」を読んでの感想だった。

しかし、夫は「誤字脱字が多いね。あと、なんか全体的に古臭い」と言われた。恐る恐る「古臭いってどの辺?」と聞いたら、言葉づかいと言われたので、直せるからまあいいかと思った。これが感覚とかだったら、直しようがない……。いや、感覚ももう古いのかもしれないけれど。

だから、久々に夫に自分の小説しかも受賞作を読んでもらい、なんだかうれしい。

自分でもじっくりと読み返してみたら、誤字脱字、とくに誤字多いなあ。気をつけよう。

あと、若い感覚がほしい。

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