煩悩(17)彼氏の前でだけ100%ネガティブな女の子になることについて

ハルキストではありませんが「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」という作品、とても好きです。

さて、自己承認欲求の強い私ですが、基本的にポジティブ。いつも明るく器の大きい子でありたいと、自分のキャパを考えずに考えたためです。

しかし、5年目の彼氏の前でだけネガティブでした。

なぜか。

結論から先にお伝えすると、「理想の自分から遠のく」「悪口に中毒性がある」という二重苦があったからだと思います。

まず「理想の自分から遠のく」について。これは、私のように変に「いい子」でありたいと感じる人に強く現れる症状だと思います。

たまに、ドラマや漫画などで「こんな嫌な女になりたくないのに……」とかなんとか言いながら泣き崩れる女子が登場します。私はこれが「彼にとって良い彼女であろうとしているにも関わらず、つい嫌な感情をぶつけてしまう」ことへの激昂と考えています。

次に「悪口の中毒性」について。皮肉なことに、彼に対して素直でいたいと考えた結果、悪口に繋がるケースが多く見られます。ソースは私。

私は、話しながら構成を考える人間です。話しているうちに筋が整理されていってスッキリすることが多くあります。

彼の前で素直になり、ネガティブな話をする。私はスッキリ。たぶん、彼はモヤモヤ。その結果、彼の前で話した後の「スッキリ」に病み付きになってしまいました。

そして最悪なことに、彼への不満を彼自身にぶつけるようになったのです。

こうなるともう、小学生の言い合いです。今までモヤモヤしながら聞いてくれた彼も、自分に対する悪口をそのまま受け付けはしません。

ネガティブな話をした後の「スッキリ」の代償に、イヤな空気が付いてきます。女子会が成り立つのは、たまーにイヤな空気になったとしても、次の女子会までに空気が浄化されるためだと思っています。

この教訓を胸に、私は彼氏に対して「報告型」のネガティブな話をするようにしたいと思いました。

もちろん、ネガティブな話をしない努力はします。ですが、話してスッキリするタイプの人間にとってそれは拷問に近いものがあります。

そのため「聞いて~〇〇が××だったんだ。だから、ホニャホニャすることにしたの」というように、前向きな意見をプラスした報告として、未来の彼には話そうと思います。

5年目の彼氏には、本当に恐ろしい量のネガティブな話をしてしまいました。ごめんなさい。

100%ネガティブは卒業して、60%くらいになれたらと思います。

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