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スナップ写真が難しいと感じる理由を解明する

スナップ写真は難しいと感じる人も多いようです。
目の前にある景色を撮るだけなのにどうして難しいと感じるのでしょう。
今のデジタルカメラなら撮ったその場で写真を確認することができ、思い通りの写真が撮れるはずなのにどうして難しいと感じるのでしょう。

実はこの2点こそがスナップ写真が難しいと感じる理由そのものなのです。

どういうことかといえば、写真は目の前にある景色しか撮れません。
昼間に夜の写真を撮ることはできませんし、真夏に雪が積もった街写真を撮ることもできません。

もっと言ってしまえば、写真として不要なものがあってもそれをどかして撮ることもできないのです。

いい感じの景色があったとして、それを写真に撮りたいと思ったとき、その良い景色の向こう側にトラックが停まっていて、いっこうに移動する気配がない。
とか、
雨が降っていたので路面の反射がきれいだと思って街に繰り出したけど、雨がすっかり上がってしまって路面も乾きだしてしまった。
とか。
おしゃれなショーウインドウの前を素敵な人が通り過ぎるのを待っていたけど、ぜんぜんフォトジェニックな人がそこを通らなかった。
などなどです。


スナップ撮影をしていると、「ここがこうだったら最高だったのに!どうしてこんなもの(人)がそこにあるかなあ」と思うことも多いはずです。

理想的なシーンなどそうそうあるものではないのです。

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