ポートレイトレクチャー「43.仕上がり設定とWBの密接な関係」
ポートレイトを撮る上でホワイトバランス(以下、WB)の設定はとても大切です。
なぜなら肌の発色を大きく左右するからです。
最近のカメラはオートWBも優秀になり、オートのままでも大抵のシーンでは綺麗に撮れるでしょう。
ですが、肌の発色にこだわるとなるとやはりWBの設定にはこだわりたいものです。
ストロボや定常光などを使用するときはもちろんですが、屋外などの自然光でもWBを調整することで肌色をコントロールすることができます。
しかし、WBの調整(グリーン〜マゼンタの色かぶり調整も含む)だけが肌の発色を決めるわけではないのです。
WBと一緒に、カメラの仕上がりモードの設定も組み合わせとして考えておくことが大切となります。
仕上がり設定とは「ピクチャースタイル」とか「ピクチャーコントロール」とか「フィルムシミュレーション」とかメーカーによって呼び名は違いますが、スタンダードやビビッド、ポートレート、風景などの項目がある仕上がりのためのモード設定のことです。
WBなどはRAWで撮っておいて後からパソコンで調整すればよいと考える人も多いと思いますが、それでもWBと仕上がり設定との間には密接な関係があることを知っておくほうがよいでしょう。
では、この先は写真を見ながら具体的に検証してみたいと思います。
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