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ポートレイトレクチャー「37.ポーズのバリエーションに困ったら手の動きをリクエストしてみる」

ポートレイトのポージングを指示するのはなかなか難しいものです。
顔の向き、身体の向き。
全身であれば足の位置というのもあります。

でも、それらをすべて指示して完璧なポージング指示をするのはとても難しいですし、人によって骨格や筋肉の付き方、身体の柔らかさも変わってきますので、一概に「身体はこの向きで、顔はこっち、肩はこの辺で」と指示をしても必ずしもそれが自然な形になるとは限りません。

ですので、ある程度ポーズの指示もモデルさんの自由度を持たせた方が良いと思います。
「身体の向きはこっち向きで、顔は正面(または少し横)で」くらいのアバウトさの方が好結果となりやすいようです。

撮りながら、モデルさんの身体や顔の向きを微調整指示しながら、しっくりくる角度を探ります。
モデルさんの体型や顔立ちなどによっても丁度良い角度は違ってきますし、撮影者の好みの角度というのもあるでしょう。

まずは全体として良い角度というのを見つけましょう。
ベストと思える角度、ポーズ、アングル、フレーミングを見つけることです。

それが見つかったら、そのシーンを数十カット、場合によっては100カットくらい撮ります。

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