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ポートレイトレクチャー「61.いろいろなことに気が付く人でいること」

ポートレイト撮影というのは実は毎回いろいろなことが違っているものなのです。

同じ場所で同じモデルさんを撮っても日が変わればまったく同じ状況とはなりません。
天気も微妙に違えば、モデルさんの体調やお化粧だって違うでしょう。

もっといえば、同じ日の同じ場所での撮影でもいろいろなことが変わるものです。
屋外であれば、微妙な雲の動き、背景にあるもの、そしてモデルさんの気分や表情も少しずつ変化します。

それらの違い、変化にどこまで気がつくことができるかが大切なのです。

撮影時間いっぱいにただ撮り続けているようであればそのような変化には気がつきにくいでしょう。

ファインダーを覗いてシャッターを押している時間以上に、いろいろなことを見ることが大切なのです。

今の光、今の背景、今のモデルさんの表情をみて、その最適な答えを見つける。それがポートレイト撮影なのです。

そのためにモデルさんとコミュニケーションを取ることも必要でしょうし、
自分が撮りたいものをモデルさんに理解してもらえることも必要でしょう。

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