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「写真家になれ!」と言われたときのお話

カメラマンと写真家の違いってなんでしょう。
写真に詳しくない人からするとどちらも同じかもしれません。
そして、実際に厳密な区別はないのかもしれません。
どちらも英語にするとPhotographerということになるでしょうし。
正直、私もあまり区別することなく、カメラマンとして生活していました。
タレント事務所さんの宣材写真を依頼されて撮ったり、アイドルや俳優さんのカレンダー写真を撮ったりしながら、カメラ雑誌でカメラのレビューなどをして暮らしていました。

ところがあるとき、一回り以上も先輩の小川勝久さんという写真家の方と一緒になる機会がありました。
大先輩ですから、いろいろな話を聞かせてもらいました。
その話の中で、「カメラマンと写真家はまったく別のものだ」と言われ、「お前はカメラマンなんだよ!写真の世界で生きて行くなら写真家になれ!」と言われたのです。

「そもそもカメラマンと写真家の違いってなんなんだろうなあ?」という疑問と、「カメラマンじゃダメなのか?」という思いで、さらに小川さんと突っ込んだ話をしました。

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