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あなたの写真にはリアリティがありますか?

ポートレイト写真におけるリアリティってなんでしょう。
写真は真実が写ると言います。
でも、撮り方にはよっては真実以上に写ることも、真実以下に写ることもあります。
また、演出を施した写真は真実と言えるのでしょうか?
極度なレタッチをした写真は真実が写っていると言えるのでしょうか?
必ずしも真実が写っていることが写真の正義ではないのかもしれません。

では、リアリティという点ではどうでしょう。
リアリティという言葉を辞書で調べてみると、「現実感、真実性、迫真性」と書かれています。
現実ではなく現実感、真実ではなく真実性ということのようです。
このことをポートレイト写真で考えてみたいと思います。

ポートレイト撮影では、撮影者が意図して何かのイメージを作りだそうとすることが多々あると思います。
例えば、デートをしているときの彼女のイメージとか、物思いに耽る女性のイメージとか。
物語というか、ストーリーを作って、それに沿った形の写真にしたいと思う人も多いようです。

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