新米施設長、コロナに感染する

先日、ついにコロナデビューを果たしたはなうたです。

始まりは強烈な腰痛と、垂れる鼻水と微熱。深夜には熱が38℃を超え、喉の痛み、頭痛、咳、痰と様々な症状が現れました。

受診した病院で緊急承認された新薬を飲むための同意書を渡され、朦朧とする意識の中提出。いざ飲んでみると2日後くらいから下痢と吐き気。吐き気は結局数日収まらず、まともに食べられないのが辛かった…。そのせいで回復も遅かったのかもしれません。6日後には出勤して良いと言われていましたが、動ける状態ではなかったため療養延長。復帰後もしばらく半日の出勤でなんとか働いた感じです。

実は職員が数名コロナに感染。小規模園なので数名の欠勤が命取りです。残された職員が本社とやりとりをしながら、保護者へ家庭保育のご協力をお願いしたり、万が一の場合は姉妹園にヘルプを頼める体制を整えたり、職員の休み返上でシフトの調整をしてくれました。

それが申し訳なくて申し訳なくて。

職員が急遽休みとなったら、それはもう快く「無理しないで!」とお休みしてもらっていたけれど、いざ自分がその立場になるとこんなにも辛いのだと実感しました。

でもね、ちょっと自慢させてほしい。我が園の急な休みに対する職員の心遣いは完璧なのです。

体調不良で欠勤した日、電話で体調確認。本調子じゃないのに無理して出勤しようとしている職員には「無理しちゃだめ、明日も休もう。」とストップをかけてくれる。休み明けの勤務は万が一休みになっても大丈夫なシフトに変更しておく(早・遅以外)

小さいお子さんを育てているママもいるし、身体を痛めながら働く人もいる。
私が普段からやっている対応がみんなに浸透していることが嬉しい。みんなが「お互い様だから」精神で働いている。

だから安心して休めるし、安心して復帰できる。

人に迷惑をかけることはとても心苦しいし、できることならしたくない。
でも、そんな時だからこそ見えることもある。

私は仲間を心から心配してくれるみんなが好き。
緊急事態を笑顔で力を合わせて乗り越えようとするチームワークが好き。
「困った時はお互い様」と心から言い合える風土が好き。

園長になって、職員とぶつかることも沢山あるし、きれいごとだけじゃやっていけないって思う瞬間も正直ある。でも、私はこの職場を守りたくて園長になったことを思い出した。

まだしばらくは体力が戻らずしんどい日々が続くだろうけど、無理せずやっていきたい。

気持ちが腐りかけた時は今日のことを思い出して、また一歩ずつ歩いていきたいなあ。

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