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『赤い花』ー詩ー

雨の小道 君と二人
傘を叩きつける雨の音が
二人の未来を不安にさせる
手入れされていない
庭に咲く
背の高い赤い花を指差して
『あれは雑草、名前はない。
多分、目立ちたがり屋の嫌われ者。』
そう言った後ひと呼吸して
走り出した

雨上がりの小道 君と二人
背の高いあの赤い花は
花びらを落としている
『誰も気にもとめない。
もう花じゃないから。』
静かに君の唇が
拒むように言った。

僕は知っている
君がその赤い花を
大好きなこと
そして、君は
その赤い花だということを。

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#詩 #poetry #lyric

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