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Hana Tutumiのしごととくらし No.41

こんにちは。Hana Tutumiの前田です。

ここ数日の会津は朝晩の冷え込みがさらに厳しくなり、早朝にはストーブが登場するほどの寒さになりました。

会津では夏が過ぎたかと思うと、遠くに冬の足音を感じるようになります。裏磐梯の方では夜間に路面が凍るため、通行止めとなる区間もあります。

ぼーっとしていると駆け足で秋が過ぎ、紅葉を愉しむタイミングを逃してしまいそうです。

紅葉風景ではないですが、先日猪苗代湖に行ってきました。

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まるで海のようです。小さい頃から祖父母の家に帰省するたびに猪苗代湖付近を通過していましたが、浜に行くのは初めてです。幼少期に訪れたことがあるかもしれませんが、記憶の中では今回が初めてでした。

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すでに湖上を吹き抜ける風が冷たく、磐梯山の上に雲がかかっていましたが、雄大な自然を堪能することが出来ました。

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会津ではもうすでにセーターやコートが必要になり、辺りの実物が赤く染まっていますが、先日のオンラインレッスンでお話しした生徒さんがお住まいの地域では、まだノバラの実が青いようです。同じ国に住んでいても、そのような話を聞くと日本は広いなあと改めて感じます。

小さい頃から、日本は小さな島国だと思い込んでいましたが、案外日本は大国です。アメリカや中国などと比べるともちろん小さいですが、人口を比べてみると、ヨーロッパの中では大きな国であるドイツやフランスよりも全然多いです。国土もヨーロッパの国々と比べると広い方です。都市を見てみると、東京の人口はロンドンやパリよりも断然多いです。

日本は小さく、どの国も首都は東京くらいなのが普通だと思い込んでいたからこそ、ウィーンに降り立った時にはオーストリアの首都ではなく田舎に来たのかと感じたほどです。

他にも、チリは細長く日本よりも小さなイメージがあると思います。しかし、日本と比較すると案外細くないし、国土面積は日本よりも全然広いことに気づきます。

少し話が逸れましたが、今回お伝えしたいのは、基準を変えると新しい発見があるということです。

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これは、制作についても同じだと思います。Hana Tutumiでは、主に通信レッスンで毎月「課題」として花材を皆様にお送りしています。そこで基準としているのは同じものを作ることではなく、「季節と草花を見つめること」です。

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「見本と同じように作らなければならない」と思ってしまいがちですが、「草花とじっくり向き合いながらその時間を楽しめたかどうか」を基準に考えながら制作していただきたいと思います。

また、制作した作品を見る基準点を変えることも、新しい発見につながると思います。

制作をしている間は、草花の細かい部分に注目しますが、完成した後は細かなパーツではなく全体で作品を捉えるようになります。

制作中と制作後の基準点が変わることを考えながら制作をしていくと、イメージ通りの作品制作により近づくことが出来るかもしれません。そんなことも考えながら、制作をお愉しみいただければと思います。

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今日はこの辺で。また次回、Hana Tutumiの活動についてお話しします。

ご質問がございましたら、お気軽にご連絡ください。
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※「かわきばな®」は、Hana Tutumiオリジナルの手法で乾かした草花です。着色料や保存料を使用せず、草花それぞれの特性を活かして乾かしています。色や動きなど、草花本来の美しい姿をお伝えしています。
※「かわきばな®」は、Hana Tutumiの登録商標です。(登録商標番号 第6129036号)

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